“痛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いた55.9%
いて9.4%
いたみ6.9%
4.1%
3.8%
いと2.8%
ひど2.8%
2.5%
いたま1.9%
いつ1.6%
したた0.6%
いたく0.6%
いため0.6%
いたわ0.6%
0.6%
イタ0.6%
えて0.3%
つら0.3%
いさ0.3%
いたは0.3%
いたん0.3%
いだ0.3%
いてえ0.3%
いみじ0.3%
うず0.3%
えた0.3%
したたか0.3%
0.3%
つう0.3%
つつ0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのの中にかすかに人らしい姿えたので、保名はほっとして、をひきずりひきずり、岩角をたどってりて行きますと
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
多「危ねい所をお救い下さいやして、何処のお人だか有難うがんした、あゝい、頭が割れる程たれた、丁度二十七ちやんした」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
し一方が余の見立通り老人は唯一突にてを感ずる間も無きうちに事切れたりと見定むるとも其一方が然らずと云わば何とせん
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「……ウッ……つつつ……」とを片手に抱きしめながら、硝煙を離れた姿は、ドンと、仰むけに地ひびきをうった。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とたんに棚に頭をごつんとぶちつけ、た! と仰天したやうな悲鳴を発して頭を抱へると、胴を丸くし首をちぢめて一散に走り出した。
青春の天刑病者達 (新字旧仮名) / 北条民雄(著)
「わたしな、数字みただけで頭がうなるんで。県立の試験やこい、だれがうけりゃ。その日になったら、わたし、病気になってやる」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
と是から血を出し、姓名の下へすとはい事をしたもので、ちょいと切って、えゝとるので、な事であります。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と、ちとめる容子を見せた。それに対し秀吉が、どこかへ入湯でもしては——とすすめると、彼は、ほろ苦い笑みを口辺にゆがめた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は予期していたことにつかったような気がして、しく思い、どうぞ無事でいてくれればよいがと、心に念じていました。
むかでの跫音 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
これに気を得てをなし、二人の書生は腕を叩きうて躍懸れば、たれぬに、「あ、」「お。」と皆ばたばた。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼はに堪へかねたる気色にて障子を推啓れば、き空に懸れる片割月真向に彼のに照りて、彼の愁ふるは又かにその光を望めり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
丁度活動写真を見詰める子供のように、自分は休みなく変って行く時勢の絵巻物をば眼のなるまで見詰めていたい。
銀座 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しとてりて參りし處惡い駕籠舁どもに付込れ當底かれ乘て參りたるが今頃は此熊谷土手の中程にて路金も女も定めしれ給ひしならんアヽ思ひ出しても可愛さうな事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
けれども余りにしい。ひとえに獣にとお思いなすって、玉のごときそのお身体を、砕いて切ってもてたいような御容子が、余りお可哀相で見ておられん。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
てえか、そんでもたえしたこともねえから心配すんなよ」おつぎははれた卯平白髮へそつとた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ヨキ文章ユエ、真実読者、スナワチチテ、ガタメ、マコト乾杯イッ! トビアガルホドノアツキ握手
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
液汁したばかりにやちつたえとも、そのすぐつから」勘次はおつぎを凝然てそれからもうをかいて與吉た。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
が、そうは思ったものの、自分の今の場合、折角探しあてた宝をむざ/\他人に遊ばれるのは身を斬られるようにい。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
商「エーイ主人がね此方えようとすう、て此方けようとする時にがりまして、主人の頭との頭とかりました処が、石頭かった事、アハアてえや」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
六条河原にしてこと/″\く生害に及びなんとなり、益田少将此事をよくしれり、いたはしき事のしきは、此上あるべからず、かやうなる憂事を聞なば、身もあられん物か
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
で、移居を始めてこれに一朝全潰れ。傷もだが、何のそれしきの事にるものか。もう健康な時の心持はたようで、全く憶出せず、何となくんだ形だ。
「じゃ、じゃ、じらえだが、ぐしたが。」
鹿踊りのはじまり (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
不意をってみ「。」と傷をえしが、血をて、「えッ非道いことを。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
の徳をさへかでこの嬋娟に生れ得て、しかもこの富めるにへる、天のと世のとをけて、残る無き果報のかくもき人もあるものか。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
四月になったから大きな声をして時鳥がくというのは表面の意味で、そのうらには「き来て根太」——ねぶとは腫物——という滑稽が含まれています。
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
くしてんだつけな、そんぢや先刻つてあとこだつけな」おつぎは卯平手先にしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
いでや、彼はみてその長きをばりつ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
それで、今夜も、出席しなさるように、自分から申し出て居られたんじゃが、夕方ごろから、持病の胃がくので、失礼する、玉井によろしゅう、と、お言付があったんじゃ。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
侍士へ申けるに然らば此段申上べしと云て侍士は立歸たり因て名主用右衞門は不思議の事に思ひに心してぞ居たりける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
古手拭で、我が鼻を、頸窪えたが、美しい女の冷い鼻をつるりとみ、じょきりと庖丁でねると、ああ、あ焼火箸を貫かれたような、その疼痛に、くらんだ目が、はあ
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「あっ。……ア。……そう首を締めちゃアしゃべれといっても、何もしゃべれやしねえじゃねえか。もう何でもいっちまうから、手をゆるめてくんねえ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)