“勇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いさ48.6%
ゆう29.8%
いさま7.2%
いさむ6.6%
いさみ6.6%
いう1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしが、お約束やくそくをいたします。いさましい、とお船出ふなでから、あなたのおかえりなさるを、氏神かみさまにご無事ぶじいのって、おちしています。」
海のまぼろし (新字新仮名) / 小川未明(著)
ゆうちゃんは、それから毎晩まいばんのように物干ものほだいがって、あおよるそらをながめながら、たかやまや、少年しょうねんのことをおもしていました。
銀のペンセル (新字新仮名) / 小川未明(著)
あのしろ着物きものに、しろ鉢巻はちまきをした山登やまのぼりの人達ひとたちが、こしにさげたりんをちりん/\らしながら多勢おほぜいそろつてとほるのは、いさましいものでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「ああ、これは、いさむちゃんもたべていいんですよ。」と、おかあさんが、おっしゃったので、やっといさむちゃんのいかりはけましたが
お母さんはえらいな (新字新仮名) / 小川未明(著)
初めお勢が退塾して家に帰ッた頃「いさみという嗣子あととりがあッて見ればお勢は到底どうせ嫁に遣らなければならぬが、どうだ文三に配偶めあわせては」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
大得意だいとくい船町倉次郎ふなまちくらじらうは、さらいうして圓石まるいし取除とりのぞくと、最初さいしよ地面ぢづらより一ぢやう尺餘じやくよ前面ぜんめんおいて、ぽかりと大穴おほあな突拔つきぬけた。