“地面”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
じめん40.0%
じべた21.7%
ぢべた15.8%
じびた9.2%
ぢめん3.3%
した2.5%
ぢづら1.7%
ぢびた1.7%
じがお0.8%
じづら0.8%
(他:3)2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“地面”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語(児童)46.2%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語12.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)5.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
白い紙きれは、人びとの頭の上をかすめて、地面じめんに落ちました。みんなが、争ってそれを拾っています。その紙きれには、
電人M (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
すみれは、自分じぶんまれ地面じめんからはなされることは、たいそうかなしゅうございました。
つばきの下のすみれ (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、地面じべたのたくつた太い木根につまづいて、其機会はずみにまだ新しい下駄の鼻緒が、フツリとれた。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
白髪しらがのおばあさんは、さしているがさを地面じべたいて、子供こどもをすかしたり、なだめたりしました。
泣きんぼうの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、地面ぢべたから一しやくほどのたかさのたけかはあひだ蜘蛛くも死骸しがいはさんである。
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
応募兵は自分が螽斯ばつたのやうにつよい脚を持つてゐるのを見せるために、二三度靴のかゞと地面ぢべたを蹴つてみせた。
……と同時にポケットの中で最前の聖書をしっかりと握り締めながら、ぼんやりと地面じびたを凝視している私自身を発見した。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
じいさんはけているうちいしにつまずいて、みんな地面じびた財布さいふかねをまいてしまった。
つばめと乞食の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
(さあうへるんです、つちやはらかでへますから地面ぢめん歩行あるかれません。)
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
床上しようじよう振動しんどう地面ぢめんのものゝ三割さんわりしなることが普通ふつうであるけれども
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
ポルフィーリイが仔犬を床の上へおろすと、そいつは四肢ししをふんばって地面したを嗅ぎまわした。
言いながら、与の公、手のつつみを地面したへおろして、鬱金うこんのふろしきをといた。出てきたのは、時代がついて黒く光っている桐の箱だ。そのふたを取って、いよいよ壺を取り出す。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
士官は吐き出すやうに言つて、葉つ葉を地面ぢづらに投げ捨てた。そして思ひきり強くくつかゞとで踏みにじつた。
二人の青年士官は元気よく繁みのなかへ入つて往つた。娘はパラソルの先きで戦争いくさに出てゐる恋しい男の名前を地面ぢづらに書いては、踏み消したりなぞしてゐた。
そしてうめくやうな声をしたと思ふと、もうそこから飛び下りてかはづのやうに地面ぢびたに両手をついてゐた。
不思議な事に、その中の一人は、素裸で、仰向けに地面ぢびたへ寝ころんでゐる。
酒虫 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
どだい、お前さんの地面じがおが綺麗過ぎるんだろう
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一道の光がサッと戸外おもて暗黒やみを破り、雨水の処々に溜った地面じづらを一筋細長く照出した所を見ると、ツイ其処に生後まだ一ヵ月もたぬ、むくむくとふとった
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
そうするとな、お宅のは勃然むっくり起きましてな、キリキリと二三遍廻って、パタリと倒れると、仰向きになってこう四足よつあしを突張りましてな、尻尾でバタバタ地面ちべたを叩いたのは、あれは大方くるしがったんでしょうが
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ほんとうに光炎菩薩こうえんぼさつ太陽たいようマジックの歌はそらにも地面ちめんにもちからいっぱい、日光の小さな小さなすみれだいだいや赤のなみといっしょに一生いっしょうけんめいに鳴っています。
イーハトーボ農学校の春 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ああ、あの紫色な茄子の畝! 這ひはびこつた葉に地面つちを隠した瓜畑! 水の様な暁の光に風も立たず、一夜さを鳴き細つた虫の声!
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)