“右手”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
めて84.9%
みぎて10.5%
みぎ1.3%
ゆんで1.3%
うしゆ0.7%
こっち0.7%
めで0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我はわがひらける右手めての指によりて、かの鑰を持つもののわが額にきざめる文字たゞ六となれるをしりぬ 一三三—一三五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
と新九郎の声は悲痛そのものであった。右手めてにかまえた切尖きっさきは千浪の胸の前で、ただわくわくとふるえていた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
如何いかにも器用きよういた草履ぞうり右手みぎてぎながら、こしの三尺帯じゃくおびへはさんで
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
かれは、右手みぎてでしっかりとかわにぶらがっていたが、あちらへおされ、こちらへおされしなければなりませんでした。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
螽の如く蹲んだ男は、平たい顔を俯向うつむけて、右手みぎ食指ひとさしで砂の上に字を書いて居る——「忠志ただし」と書いて居る。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
右手みぎに髯をつかみ、左手ひだりに鏡を持った主人は、そのまま入口の方を振りかえる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
右手ゆんでにぎる十二サンチほう撃發機げきはつき艦長かんちやう一令いちれいつばかり。
いま一個いつこひとあり、車臺しやだいして、右手ゆんで柄子とりでにぎつて旋廻輪せんくわいりんまわしつゝ
かれぜんむかはうともしないが火鉢ひばちまへにどさりとすわつたまゝれいわだかまりの有相ありさう容子ようすをしては右手うしゆひとさしゆびけてぎつとにぎつた煙管きせるよこんでた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
駕「何処だか少しも見当みあてが付きませんが、おい/\、先刻さっき左に見えた土手の燈火あかりが、此度こんど右手こっちに見える様になった、おや/\右の方の森が左になったが、そうすると突当りが山谷の燈火か」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
武器をばわがベリサルに委ねたりしに、天の右手めで彼に結ばりて、わが休むべき休徴しるしとなりき 二五—二七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かのうるはしき琴はもだし、天の右手めでゆるべてむる聖なるいとはしづまりき 四—六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)