トップ
>
彌漫
ふりがな文庫
“彌漫”のいろいろな読み方と例文
新字:
弥漫
読み方
割合
はびこ
50.0%
びまん
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はびこ
(逆引き)
仰向の男は、空一面
彌漫
(
はびこ
)
つて動かぬ灰雲の眞中を、默つて
瞶
(
みつ
)
めて居る。螽の如く蹲んだ男は、平たい顏を俯向けて、右手の食指で砂の上に字を書いて居る。——「忠志」と書いて居る。
漂泊
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
仰向の男は、空一面に
彌漫
(
はびこ
)
つて動かぬ灰雲の真中を、黙つて
瞶
(
みつ
)
めて居る。螽の如く蹲んだ男は、平たい顔を
俯向
(
うつむ
)
けて、
右手
(
みぎ
)
の
食指
(
ひとさし
)
で砂の上に字を書いて居る——「
忠志
(
ただし
)
」と書いて居る。
漂泊
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
彌漫(はびこ)の例文をもっと
(2作品)
見る
びまん
(逆引き)
こうしてコチコチの息の詰まりそうな精神状態が一世に
彌漫
(
びまん
)
してしまうのである。
余裕のことなど
(新字新仮名)
/
伊丹万作
(著)
勢力
彌漫
(
びまん
)
したる
虚空
(
こくう
)
の
大壯觀中
(
だいさうくわんちゆう
)
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
彌漫(びまん)の例文をもっと
(2作品)
見る
彌
部首:⼸
17画
漫
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
“彌”で始まる語句
彌
彌増
彌々
彌生
彌造
彌立
彌勒
彌生式土器
彌縫
彌助
“彌漫”のふりがなが多い著者
伊丹万作
石川啄木
上田敏