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瞶
ふりがな文庫
“瞶”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
みつ
79.6%
みは
6.8%
みまも
3.9%
みつめ
2.9%
まも
1.9%
みまわ
1.9%
つぶ
1.0%
みひら
1.0%
ミツ
1.0%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みつ
(逆引き)
と両手に襟を押開けて、
仰様
(
のけざま
)
に
咽喉仏
(
のどぼとけ
)
を示したるを、謙三郎はまたたきもせで、ややしばらく
瞶
(
みつ
)
めたるが、銃剣
一閃
(
いっせん
)
し、
暗
(
やみ
)
を切って
琵琶伝
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
瞶(みつ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
みは
(逆引き)
と俊吉の
瞶
(
みは
)
る目に、胸を開くと、
手巾
(
ハンケチ
)
を当てた。見ると、顔の色が
真蒼
(
まっさお
)
になるとともに、
垂々
(
ぽたぽた
)
と血に染まるのが、
溢
(
あふ
)
れて、わななく指を
洩
(
も
)
れる。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
瞶(みは)の例文をもっと
(7作品)
見る
みまも
(逆引き)
「一ツかね。」とケロリとした顏で、學士の顏を
瞶
(
みまも
)
りながら、「大きいのが可いかね、それとも小さいのになさるだかね。」
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
瞶(みまも)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
みつめ
(逆引き)
まともに
瞶
(
みつめ
)
られるとチリ毛だつような気がすることがある。……
階下
(
した
)
の年寄夫婦の話だと、よくひきつけて大騒ぎをさせるといっていたっけが、気狂いの
血統
(
すじ
)
なのかも知れないね。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
瞶(みつめ)の例文をもっと
(3作品)
見る
まも
(逆引き)
他はみな見苦しくも
慌
(
あわ
)
て
忙
(
ふため
)
きて、あまたの神と仏とは心々に
祷
(
いの
)
られき。なおかの美人はこの騒擾の間、終始御者の様子を打ち
瞶
(
まも
)
りたり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
瞶(まも)の例文をもっと
(2作品)
見る
みまわ
(逆引き)
また
旧
(
もと
)
の境内の中央に立ちて、もの淋しく
瞶
(
みまわ
)
しぬ。山の奥にも響くべく
凄
(
すさま
)
じき音して堂の扉を
鎖
(
とざ
)
す音しつ、
闃
(
げき
)
としてものも聞えずなりぬ。
竜潭譚
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
瞶(みまわ)の例文をもっと
(2作品)
見る
つぶ
(逆引き)
「えッ、裸に剥く元気も無くなったのかえ、見やがれ、江戸っ子のお豊姐さんの肌を拝ましてやらア、憚り乍ら湯文字まで御禁制の絹だよ、眼を
瞶
(
つぶ
)
すなッ」
礫心中
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
瞶(つぶ)の例文をもっと
(1作品)
見る
みひら
(逆引き)
大石に背を
凭
(
もた
)
せて、両手に珠数をかけて合掌したまま、沈痛な表情で奥の天人像に向って端座しているのだ。年齢は五十五、六、左眼は失明していて、右眼だけをカッと
瞶
(
みひら
)
いている。
後光殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
瞶(みひら)の例文をもっと
(1作品)
見る
ミツ
(逆引き)
「うむ、おまへに見せてやるものがある、」彼は父の言葉をこれまで耳にすると、ガクツとたゞ一度だけする身慄ひと共に父の方を
瞶
(
ミツ
)
めた。
耕二のこと
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
瞶(ミツ)の例文をもっと
(1作品)
見る
瞶
部首:⽬
17画
“瞶”を含む語句
打瞶
藪瞶
“瞶”のふりがなが多い著者
橘外男
小栗虫太郎
徳田秋声
甲賀三郎
石川啄木
三上於菟吉
アントン・チェーホフ
山本周五郎
泉鏡花
久生十蘭