“みつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミツ
語句割合
凝視19.2%
11.2%
10.6%
8.0%
見詰7.2%
発見5.0%
視詰3.8%
3.8%
3.6%
見附3.3%
3.2%
見付2.6%
2.4%
視凝2.0%
熟視1.4%
見凝1.1%
見着0.8%
三個0.8%
三歳0.8%
0.8%
美津0.6%
御津0.6%
三津0.6%
見継0.5%
0.5%
發見0.5%
0.5%
0.3%
0.3%
0.3%
三頭0.3%
目詰0.3%
0.3%
目守0.2%
0.2%
瞻詰0.2%
三分0.2%
三派0.2%
0.2%
凝見0.2%
疑視0.2%
直視0.2%
看付0.2%
看詰0.2%
看附0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
蜜糖0.2%
見守0.2%
見次0.2%
見積0.2%
見続0.2%
視付0.2%
諦視0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と正面よりお顔を凝視めて、我良苦多棚下。貴婦人は恥じ且つ憤りて、れて無念がれば、鼻の先へ指を出して、不作法千万。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
僕にぐのだと語ったのが、土地の人々の邪推を引き起し、僕はかの女を使って土地の人々の金をしぼり取ったというように思われた。
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
法水は怪訝そうに相手の顔をめていたが、「しかし、本当の事を云うんですよ。伸子さん、あの札はいったい誰が書いたのですか」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
やゝくすると大きな無花果の少年の上にちた。るからしてつやゝかにのやうながして如何にも甘味さうである。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
一つの文字を長く見詰めている中に、いつしかその文字が解体して、意味の無い一つ一つの線の交錯としか見えなくなって来る。
文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「しかしお前が発見けるより先に私がいち早く見付けていた。危険の多い湖底から沙漠の地下室へ人猿と一緒に宝を移したのもこのわしじゃ」
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
併し、貞子はどうしたのか立っては行かないので、私は仕方なく又立って行ってその扉をあけた。そして私はすぐに峻の靴先を視詰めていた。
秋草の顆 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
(高松のお藤さん)(長江のお園さん、おさん)医師の娘が三人揃って、(百合さん)(婦美さん)(皐月さん)歯を染めたのでは
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
依て安慰、滋養品、運動とのは、実に相待てこそ長寿すべきを能く銘記あらんことを祈る。寛は幸にして此を以てするに怠らず。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
……(下人に)やい、はヹローナ駈𢌞って(書附を渡し)名前いてある人達見附けて、今宵御入來をおすとへ。
此あたりは山近く林にして、立田の姫が織り成せる木々の錦、二月の花よりもにして、匂あらましかばとしまるゝ美しさ、得も言はれず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
すると新羅使者の中に日羅というさんがおりましたが、きたないたちの中に太子のおいでになるのを目ざとく見付けて
夢殿 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
いて呉れ、措いて呉れ、小説の講釈は聞飽きた、」と肱枕の書生は大欠伸をしつゝ上目めつ
貧書生 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
強度の近視眼で、怪しむやうに人を視凝める癖があつた。縞目も分らないほど古く汚れた背広を着て、脚絆に草鞋をはいてゐた。
禅僧 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
さりながらあの市ヶ谷の監獄生活は誠に貴い省察と静思との時間をに与へたと、鏡の中から悲しげな両の瞳が熟視める……
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
くすんだような深い赭色に塗られた盃は、冷たい酒をたたえて、内から、描かれた金蒔絵の長老姿を浮きあがらせた。人々はそれを見凝めてそしてあおった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
その佃煮けつけたは……先刻見着けたしばかりの罐詰も、それも賣切れてにもなかつた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
虎の皮には弱ったと見えて、火の車を飛ばした三個の鬼が、腰に何やらん襤褸っていた、は窮している。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
アレ住が来た、ソレ住が来た、怖い怖いと泣いて騒ぐ、妾は心の迷いという事もありましょうが、何にも知らぬ三歳四歳の小児が、何を怖がって何を泣くか一向解りませぬ
お住の霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
顎十郎は、ゆっくり一足進みよると、眼を据えて、穴のあかんばかり、藤波の顔をめていたが、唐突に口をひらいて
顎十郎捕物帳:05 ねずみ (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
今度も、別荘の主人が一所で、新道の芸妓お美津、踊りの上手なかるたなど、取巻大勢と、他に土地の友だちが二三人で、昨日から夜昼なし。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いざどもはやく日本大伴御津浜松ひぬらむ 〔巻一・六三〕 山上憶良
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
私は先年この三津の地に行って、今そこの名所田間に少しばかり残してあるいわゆる浜荻を親しく見たことがあったが
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
われわれの働くときに、われわれの後楯になりまして、われわれの心を十分にわかった人がわれわれを見継いでくれるということは、われわれの目下の必要でございます。
後世への最大遺物 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
三十日には、寛は蕨を採りて喰料を補わんとして、草鞋はきにて藁叺を脊負い、手には小なる籠を持ち、籠にる時は藁叺に入るる事とせり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
「そりやそんなことしないで發見けたなら其儘すのが本當だよ」内儀さんはかつたがきつぱりいつた。勘次うたにはそれがびりゝといた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
第十一 積雪尺ニレバ遺蝗ヲ地下ニルコト一丈其春必霡霂ノ小雨アリテ潤沢澆洽シ以テ天下ノ豊年ヲナス
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
そりやア仁王門だ、から観音さまのおだ。梅「道理きいと思ひました……あゝ……い。といて飛下る。近「フヽヽだい、ともない、がゐるんだ。 ...
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
だからと云いかけて、彼はじっとおかやの眼をめた。それは彼女の眼を透して心のなかまでくような烈しい視線だった、そうして相手の眼を覓めながら彼は云い継いだ。
日本婦道記:二十三年 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その貞之進は知己なる飯田の人というのに挨拶を仕たくって居たが、その時その人がちょうど座敷を出るのをけたから、もしや帰るのかと思って奮って起ってその人の跡を逐い
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
三頭四頭も一斉に吠え立てるのは、前途浜際に、また人家が七八軒、浴場、荒物屋など一廓になってるそのあたり。彼処通抜けねばならないと思うと、今度は寒気がした。
星あかり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
されど深長なる意味ありて存するごとく、満身の気をにこめて、その瞳をも動かさで、じっと人を目詰むれば他をして身の毛をよだたすことある、その時と同一容体にて、目まじろぎもせで
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と左右を見つつ、金魚鉢を覗くごとく、仇気なく自分もめて
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
聞くと等しくお政は手に持ッていた光沢布巾を宙にるして、「オヤ」と一叫んで身を反らしたまま一句もでばこそ、暫らくは茫然として文三の目守めていたが
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
お勢は紳士にも貴婦人にも眼をめぬ代り、束髪の令嬢を穴の開く程目守めて一心不乱、傍目を触らなかった、呼吸をもかなかッた、母親が物を言懸けても返答もしなかった。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
『先生にしたところで、』と、お利代は智恵子の顔をマヂ/\とめ乍ら、『せ御結婚なさらなけやなりませんでせうし……。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『然うなすつた方がわ、小母さん。』と、智恵子は俯向いたお利代の胸のめた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
貞之進はじっとその男の顔を瞻詰めて、しきりに唇を顫わしていたが、大喝一声、何ッと言放した音の鋭かったことは、それまでに顕われた貞之進の性行を
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
まだ何か鍋のに残って居るように、貞之進は手を膝に突いて瞬きもせずきっと瞻詰めてその夜の明るのも知らなんだが、火勢ようやく衰えて遂に灰となる時
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
これを廝に告げんとすれど、悲しや言語通ぜざれば、は少しも心付かで、阿容々々肴を盗み取られ。やがて市場に着きし後、代物三分は、あらぬに初めて心付き。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
この三派の集まったところに一本の松が立っている。一同はこの松の下に休息して、なの字浦の方から来るはずになっていた猟師の一組を待ち合わせていた。
鹿狩り (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「時に小夜の事だがね」と先生は洋灯を見ながら云う。五分心蒲鉾形火屋のなかは、る油を、物言わず吸い上げて、穏かなの舌が、暮れたばかりの春を、動かず守る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
笏と同じい年頃のその家の主人は、好意をさしはさんでけげんな人見知りな表情で、じろじろ笏の顔を凝見めた。
後の日の童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
そのくせ、夢みるような瞳は、飽くなき巨大な幻想を疑視めていたのです。
足の裏 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
年少判事はこのなる責任のために、手も自由ならず、足の運びも重いばかり、光った靴の爪尖と、杖の端の輝く銀とを心すともなく直視めながら、一歩進み二歩く内、にわかにと暗くなって
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
新しい膳に向つて、うまさうな味噌汁のを嗅いで見た時は、第一この寂しげな精舎の古壁の内に意外な家庭の温暖看付けたのであつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
自分が魚餌いつけた時であった。偶然に少年は自分の方にを向けた。そして紅桃色をしたイトメという虫を五匹や六匹ではなく沢山に鉤に装うところを看詰めていた。
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それは私にも未だらないが、兎に角差向いになりたい、是非なりたい、何か雪江さんの部屋へ行く口実はないか、口実は……と藻掻くけれど、生憎口実が看附からない。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「然うですね………」とおふくろは、些とまごついた躰で、く首を振る。そして不思議さうに周三の顏をめた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
まったくわたしは吃驚して! 母などとは、きくもいまわしい、汚ない、黒いダブダブ女をめていた。
この細長で太い紐の如き部分をハイネ(這い根の意)すなわちといいます。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
や口のまわりには、田楽味噌だの、黄粉だの、あまくさい蜜糖りだのがこびりついていて、いかに、かれの胃袋が、きょう一日をまんぞくにおくっていたかを物語っている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「エー六五七十の二……でもなしとエー六五」ト天下の安危この一挙に在りと言ッた様な、さも心配そうな顔を振揚げて、その癖口をアンゴリ開いて、眼鏡越しにジット文三の顔を見守
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
これを買わせなければ置かぬ、そうして、ムクによって失われている愛着を、この熊の子の身の上の安全と、成長の上にかけて、最後まで見次がねばならぬという固い決意は
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それができてもできなくても、どう少なく見積もってもすぐ四十フランという金をこしらえなければならないとかれは言った。
濃州に立越え稲葉伊予守に所縁あるを以て暫時かくまはれて居たりしかば、信長の軍立能々見知りてありけるが、今度織田徳川矛盾に及ぶと、浅井を見続がずば不忠不義の名をるべしとおもひ
姉川合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
母親と聞いて文三のれ返るを見て、お政は好い道具を視付けたという顔付、長羅宇烟管くをキッカケに
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
その一人は羨ましさうにの子の持つ二つの小さい薄荷水の罎を諦視めて居た。遂には彼はそれを要求するに至つた。そこで小さい爭が始まる。
海郷風物記 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
「おつあん、どしようぞいな。……こんなことになつて。……」
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)