“見守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みまも90.5%
まも4.8%
みま2.4%
みつ1.2%
みまもり1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで、かれは、じっとして見守みまもっていました。ふねから、ひとがおりて、みぎわあるいて、ちいさなはこなみのとどかないすなうえにおろしました。
希望 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いままで見守まもつてゐた火のますます衰へかけてゐる暖爐から目を移して、窓の外を見ると、その硝子ごしに見える黒い枝にまだ二つ三つしがみついてゐる枯葉がひらひら動きながら
生者と死者 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
ははねこは、じっとねこたちのあそぶようすを見守みまっていました。もし、ねこたちが、あまり自分じぶんからとおざかろうとすると
ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
「エー六五七十の二……でもなしとエー六五」ト天下の安危この一挙に在りと言ッた様な、さも心配そうな顔を振揚げて、その癖口をアンゴリ開いて、眼鏡めがね越しにジット文三の顔を見守みつ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
やや長ぜしものはしゅうとめなどがあって見守みまもりしてくれるとか、家政上の事は別に面倒を見る人などがある事等である。
夫婦共稼ぎと女子の学問 (新字新仮名) / 大隈重信(著)