近来夫婦共稼ぎという声を盛んに聞く様になった。これは勿論生活の圧迫から来たのであろう。文明の進歩につれて、生活問題が益々むずかしくなって来て、夫婦共稼ぎということもまた避け難き数とはなったのである。然るに中には妻を働かせるのをなんだか夫自身 …
著者 | 大隈重信 |
ジャンル | 社会科学 > 社会 > 家族問題・男性・女性問題・老人問題 |
初出 | 「大和なでしこ 第十二卷第四號」大日本女學會、1912(明治45)年2月15日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約6分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約10分(300文字/分) |