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夤
ふりがな文庫
“夤”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
まつ
40.0%
まつわ
40.0%
まつは
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まつ
(逆引き)
葛蘿
(
かつら
)
となりて幹に纏ひ
夤
(
まつ
)
はるが如く男性に倚るものなり、男性の一挙一動を以て喜憂となす者なり、男性の愛情の為に左右せらるゝ者なり。
厭世詩家と女性
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
夤(まつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
まつわ
(逆引き)
また女子の側に於てもそうであって、木に
夤
(
まつわ
)
る
蔦葛
(
つたかずら
)
で、女子は決して独立することの出来ぬものとの思想から、嫁して夫に養うてもらうのが当然である如くに考えている。
夫婦共稼ぎと女子の学問
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
夤(まつわ)の例文をもっと
(2作品)
見る
まつは
(逆引き)
彼の新なる悔は切に
夤
(
まつは
)
るも、
徒
(
いたづら
)
に凍えて水を得たるに
同
(
おなじ
)
かるこの
両
(
ふたつ
)
の者の、
相対
(
あひたい
)
して
相拯
(
あひすく
)
ふ能はざる
苦艱
(
くげん
)
を添ふるに過ぎざるをや。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
夤(まつは)の例文をもっと
(1作品)
見る
夤
部首:⼣
14画
“夤”を含む語句
夤縁
纏夤
估計夤縁
因夤
夤賓閣
“夤”のふりがなが多い著者
小栗風葉
尾崎紅葉
大隈重信
北村透谷
泉鏡花