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苦艱
ふりがな文庫
“苦艱”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くげん
65.5%
くかん
34.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くげん
(逆引き)
孤独地獄にも陥ちたらんが如く
苦艱
(
くげん
)
を受くること
屡々
(
しばしば
)
なりなど仰せられ、御改易のことについては、些の御後悔だに見えさせられず候。
忠直卿行状記
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
彼の新なる悔は切に
夤
(
まつは
)
るも、
徒
(
いたづら
)
に凍えて水を得たるに
同
(
おなじ
)
かるこの
両
(
ふたつ
)
の者の、
相対
(
あひたい
)
して
相拯
(
あひすく
)
ふ能はざる
苦艱
(
くげん
)
を添ふるに過ぎざるをや。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
苦艱(くげん)の例文をもっと
(19作品)
見る
くかん
(逆引き)
いかにも傍観者の言いそうな
冷
(
ひやや
)
かな言葉である。
苦艱
(
くかん
)
にある友に
向
(
むかっ
)
て発する第一語において、かく
訶詰
(
かきつ
)
の態度を取るは
冷刻
(
れいこく
)
といわねばならぬ。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
人間が、人間を奴隷とし、自欲のためには、他の
苦艱
(
くかん
)
をも意としない、そのことが人道にもとるにもかゝわらず。不問にされることも知っている。
人間否定か社会肯定か
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
苦艱(くかん)の例文をもっと
(10作品)
見る
“苦艱”の意味
《名詞》
苦しみ。苦難。
(出典:Wiktionary)
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
艱
漢検1級
部首:⾉
17画
“苦”で始まる語句
苦
苦悶
苦笑
苦々
苦痛
苦患
苦力
苦労
苦手
苦衷
検索の候補
艱苦
艱難辛苦
辛苦艱難
大苦艱
困苦艱難
悲苦艱難
流寓艱苦
艱苦辛酸
艱苦迫害
艱行苦行
“苦艱”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
三上於菟吉
内村鑑三
徳冨蘆花
森鴎外
三遊亭円朝
吉川英治
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
菊池寛
泉鏡太郎