“辛苦艱難”の読み方と例文
読み方割合
しんくかんなん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうした玄洋社代表が二人、そうした辛苦艱難しんくかんなんを経てヤッと高知市に到着すると、板垣派から非常な歓迎を受けた。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その淵源は希臘ギリシャに在るか羅馬ローマに在るか知らぬが、とにかく近いところから論ずれば四百年を経過したものであって、その間には非常な辛苦艱難しんくかんなんめて屡々しばしば革命までも起して
始業式に臨みて (新字新仮名) / 大隈重信(著)
いわゆる強さの形が変化するというは、かつの字について前の「説文せつもん」にいえるがごとく、重荷をになうて堪えること、すなわち辛苦艱難しんくかんなんに堪える、耐忍たいにんの力あることをもってその強さが計られる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)