始業式に臨みてしぎょうしきにのぞみて
漸次増加する所の早稲田学園の学生諸君、もはやかくの如く群衆する所の多数の学生を容るる家のないということは諸君に対して甚だ申訳のないことである。しかしながら物は必要から生ずるのである。学生の数が増すと、余儀なくされて家が出来て来るのである。私 …