“褒”のいろいろな読み方と例文
旧字:襃
読み方割合
ほ97.4%
ほめ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大学を辞して朝日新聞に這入(はい)ったら逢(あ)う人が皆驚いた顔をして居る。中には何故(なぜ)だと聞くものがある。大決断だと褒(ほ)めるものがある。
入社の辞 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「郷に入ったら郷に従えってね、こんなところで気取ったって誰も褒(ほ)めやしないわ、すましてると、あたしたちで裸にしちまうわよ」
竹柏記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
人を褒(ほめ)れば自分の器量が下るとでも思うのか、人の為(し)た事には必ず非難(けち)を附けたがる、非難(けち)を附けてその非難(けち)を附けたのに必ず感服させたがる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ですから、骨肉(しんみ)の旦那様よりか、他人の奥様に憎悪(にくしみ)が多く掛る。町々の女の目は褒(ほめ)るにつけ、譏(そし)るにつけ、奥様の身一つに向いていましたのです。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)