“非難”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひなん70.0%
けな15.0%
けち5.0%
せめ5.0%
ソツ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生せんせいぼくたちのひろったすずめを、だまってっていこうとするから、いけないのです。」と、青木あおきが、六年生ねんせい行為こうい非難ひなんしました。
眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、半分は三土氏を冷かすやうに、半分はつひぞそんな本を読んだ事の無い自分を非難けなすやうに言つた。そして又のつそりと出て往つた。
人をほめれば自分の器量が下るとでも思うのか、人のた事には必ず非難けちを附けたがる、非難けちを附けてその非難けちを附けたのに必ず感服させたがる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
眉をぴり/\引吊り唇を顫はして「こんな辛いこつたらない、いつそ死んでしまふ!」とか「そんなにお非難せめになるんなら、たつた今わたしあなたから去つて行きます!」
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
合邦は非難ソツはないが、真実味がもつと欲しい。弥太五郎は其点、まことに渾然たる出来であつた。菊五君の新三のうち込むのを、実にがつしりと受けとめて居る。
合邦と新三 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)