“難詰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なんきつ63.6%
なじ36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若い同役の有峰松次郎——杉之助の弟に難詰なんきつされて返答にきゅうし、松次郎を斬って本国を立退いたのは、もはや十年も昔のことです。
しかしながら友人の誤解と難詰なんきつはヨブの思想を刺戟しげきし、神を知らんとする熱情を益々高めしゆえ、かえって彼を光明に向って導く原動力となるのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
と、むしろ難詰なじるようなことばでいう。武蔵は、はやく別れた生みの母になんの記憶もなかった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あとで宿老の張昭はつぶやく如く呉王を難詰なじった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)