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難詰
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なんきつ
ふりがな文庫
“
難詰
(
なんきつ
)” の例文
若い同役の有峰松次郎——杉之助の弟に
難詰
(
なんきつ
)
されて返答に
窮
(
きゅう
)
し、松次郎を斬って本国を立退いたのは、もはや十年も昔のことです。
銭形平次捕物控:114 遺書の罪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
しかしながら友人の誤解と
難詰
(
なんきつ
)
はヨブの思想を
刺戟
(
しげき
)
し、神を知らんとする熱情を益々高めし
故
(
ゆえ
)
、かえって彼を光明に向って導く原動力となるのである。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
『何ごとぞ。』アグリパイナは、威厳を失わず、きっと起き直って
難詰
(
なんきつ
)
した。
応
(
こた
)
えは無かった。
古典風
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
どちらも、その意外であったという心持は同じことで、ただ一方が怒気をふくんで
難詰
(
なんきつ
)
の
体
(
てい
)
なのと、一方が体裁をとりつくろうことに、あわてまいとしている心組みだけが違うらしい。
大菩薩峠:31 勿来の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
諸将は、憤懣、不平の
眦
(
まなじり
)
をそろえて、大都督部へ
難詰
(
なんきつ
)
に押しかけた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
と
難詰
(
なんきつ
)
せられる方があるかも知れませぬ。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
若い同役の有峰松次郎——杉之助の弟に
難詰
(
なんきつ
)
されて返答に
窮
(
きう
)
し、松次郎を斬つて本國を立退いたのは、最早十年も昔のことです。
銭形平次捕物控:114 遺書の罪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
◯彼を誤解し、彼を
難詰
(
なんきつ
)
し、彼を侮辱する友を全く忘れ得ぬは
何故
(
なにゆえ
)
であるか。「わが友は我を嘲る」といいて、友の嘲笑をいつまでも気に掛けおるは
如何
(
いかん
)
。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
“難詰”の意味
《名詞》
難詰(なんきつ)
欠点を挙げて非難しなじること。
(出典:Wiktionary)
難
常用漢字
小6
部首:⾫
18画
詰
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“難”で始まる語句
難
難有
難波
難儀
難渋
難所
難癖
難題
難船
難義