“難題”の読み方と例文
読み方割合
なんだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸表より所持しよぢ仕つり歸國の節箱根はこね山向ふよりあやしき者兩三人後になり先になり付參りすで瀬戸川せとがはまで來かゝりし時は三人の者難題なんだい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殿様とのさまこまって、また家来けらいたちに御相談ごそうだんなさいましたが、家来けらいたちの中にもだれ一人ひとり、この難題なんだいをとくものはありませんでした。
姨捨山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
叔父おじにさえあさましき難題なんだい云いかけらるゝ世の中に赤の他人でこれほどのなさけ、胸にこたえてぞっとする程うれし悲しく、せ返りながら、きっと思いかえして
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)