“一人”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひとり81.5%
いちにん17.3%
かたわれ0.2%
しとり0.2%
だれか0.2%
ちよつと0.2%
ひと0.2%
ひとりのひと0.2%
ほとり0.2%
ヒトリ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“一人”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)33.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語8.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌3.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
かつて乱心者らんしんものを取り抑えた際に、三右衛門ほか一人ひとりさむらい二人ふたりとも額に傷を受けた。
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
一人ひとりかみの二三ずんびたあたまして、あしには草履ざうり穿いてゐる。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
クラスごとに記念品を贈る委員なぞが出来たとき、殆ど一人いちにんもその募りに応ぜなかったものはないということである。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
晩唐ばんたう一代いちだい名家めいか韓昌黎かんしやうれいに、一人いちにん猶子いうし韓湘かんしやうあり。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
さて正味の確実たしかなところを掻摘かいつまんでしるせば、うまれ東京とうけいで、水道の水臭い士族の一人かたわれだと履歴書を見た者のはな
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
イイエそんな言訳は聞きません。なんでもあたしを他人にしてお出でに違いない、糞老婆くそばばあと思ッてお出でに違いない……此方はそんな不実な心意気のしとと知らないから、文さんも何時までもああやッて一人しとりでもいられまいから
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
来年母親さんがお出でなすったらとっくり御相談申して、誰と言ッてあてもないけれども相応なのが有ッたら一人しとり授けたいもんだ、それにしても外人ほかびとと違ッて文さんがお嫁をお貰いの事たから黙ッてもいられない、何かしら祝ッて上げなくッちゃアなるまいからッて
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
一人だれかが云った。その語調には妙に咏嘆えいたんの意がぐうしてあった。自分はあまり突然のように感じた。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これだけの人參にんじん一人ちよつとさはつて一舐ひとなめしても大抵たいてい病人びやうにんたすかる。
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「何だか君一人ひとりで登るようだぜ」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
常は一人ひとりのひと取らるゝならひなるに、我等は二人ふたりながら彼處かしこにとられき、我等のいかなる者なりしやは今もガルディンゴの附近あたりを見てしるべし —一〇八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
あれこそは此世このよ名譽めいよといふ名譽めいよが、った一人ほとり王樣わうさまとなって、すわ帝座ていざぢゃ。
折から水死人のたゞ一人ヒトリ想ひに沈み降り行く
詩語としての日本語 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)