“噺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなし41.9%
ばなし41.9%
はな12.4%
はや1.9%
はやし1.0%
ばな1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、授業の模様、旧生徒のうわさ、留学、竜動ロンドン、「たいむす」、はッばァと、すぺんさあー——相変らぬはなしで、おもしろくも何ともない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
また掛け合いばなしになる。——黙って聴け。痣の熊吉は雨戸を外したり、さんを切り取ったり、かなり器用なことをして忍び込むようだ。
銭形平次捕物控:124 唖娘 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「そんぢやとなり旦那だんなにでもようくはなしてもらつたらくかもんねえぞ、それよりほかあねえぞおめえ」ばあさんの一人ひとり卯平うへいむかつていつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
滅法めつぱふ可愛らしい娘ですが、去年の暮からはやし方の六助の世話で一座に、『一と目千兩』のお夢といふ太夫が入つたんです
此の時小早川隆景進言して言うのに、父の毛利元就が往年尼子義久と対陣した際、小歌、踊り、能、はやしをやって長陣を張り、敵を退屈させて勝つことが出来たと言った。
小田原陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「まるでおとばなし見たようだ」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)