“小噺”の読み方と例文
読み方割合
こばなし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だい/\と笠と柿を賣物にして、『親代々かさつかき』と呼んだといふのは小噺こばなしにあるが、それとは少し違ふやうだな、八」
貧乏臭い間の抜けた生活のちょっとした処に可笑味おかしみ面白味を見出して戯れ遊ぶ俳句、川柳、端唄はうた小噺こばなしの如き種類の文学より外には求めても求められまい。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
この小噺こばなしめいた経験談にも、どうやら作為の跡が見えぬではありませんが、それならそれとして、やっぱり捨て難い味があり、そうした種類の打開け話としては
モノグラム (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)