“外”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほか33.8%
そと20.2%
はず17.6%
13.2%
はづ5.6%
2.3%
よそ1.6%
そら1.3%
0.8%
おもて0.7%
ぱず0.5%
0.4%
はずれ0.3%
がい0.2%
ソト0.2%
はぐ0.2%
ぐわい0.1%
0.1%
ホカ0.1%
0.0%
そど0.0%
そむ0.0%
それ0.0%
そろ0.0%
そォと0.0%
ぞや0.0%
とつ0.0%
はか0.0%
はた0.0%
0.0%
ぱづ0.0%
0.0%
もら0.0%
0.0%
ハヅ0.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて私は米国へ行て六ヶ所の大学で講演し、そのほか、教育会、婦人会、実業団体等、様々の会へ招待されて演説し、一切で百四十四回演壇に立った。
人格を認知せざる国民 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
ほかではない、真弓殿にはあの通り立派な許婚いいなずけの夫があり、私のような者が、どんなに思ったところで末始終添い遂げられる筈も無い」
百唇の譜 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
實在する他者そのものは決してわがうちに入り來らず、しかもわれに屬するものが同時にわれのそとにあるものを代表する處に認識は成立つのである。
時と永遠 (旧字旧仮名) / 波多野精一(著)
その物覚ものおぼえのわる子供こどもに、かなだらいにみずれてそれをたせてそとたせることにしました。
教師と子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「御想像ニ任セルワ、ダケドオ爺チャン、アタシト寝ル時ハナゼ入レ歯ヲオはずシニナラナイノ、イツモ外シテオ休ミニナルコトグライ知ッテルワヨ」
瘋癲老人日記 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
フョードルは、黒函くろばこの蓋に手をかけると、音のせぬようにソッとはずしにかかった。一同の心臓は大きく鼓動をうって、停りそうになった。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
それから二、三日の間はつとめて心をほかのことにらして気を慰め、神経を休めてから今度はよほどの強い決心をしてまたその路次に入って行った。
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
米友は眼をらして横を向いて、能登守のねぎらう言葉を好意を以て受取ろうとしません。屋敷に着いた時も、表から入らずに裏から入りました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
美代 (マスクをはづして)ほんとに戦争あるの。嘘見たいでしやうがないわ。お父つあん、だつて、あんな平気な顔してお店に坐つてるぢやないの。
もと一軒いつけん旅店りよてんであつたが、一人女ひとりむすめ評判ひやうばんなのがなくなつてからは看板かんばんはづした
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ぎっしり詰った三等車に眠られぬまま、スチームに曇るガラス窓から、見えぬうかがったり、乗合と一、二の言をかわしなどする。
雪の武石峠 (新字新仮名) / 別所梅之助(著)
春はまだ浅き菜畠、白きとり日向あさるを、水ぐるままはるかたへの、窻障子さみしくあけて、わらべひとり見やれり、の青き菜を。
(新字旧仮名) / 北原白秋(著)
弱い者がみずからその弱い事を忘れ軽々しく浮薄なる時代の声に誘惑されようとするのは、誠によその見る目も痛ましい限りといわねばならぬ。
「いゝえ、直ぐお帰りになります。只今私の宅からお帰りになつたのですから、よそへお廻りにならなければ三十分もしない裡に、お帰りになります。」
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
が、その時丁度、格子を開けて、何時いつになく、ノソリと入って来た、大蘇芳年の蒼い顔と、眼をそらしようもなく、ハタと逢ってしまったのです。
芳年写生帖 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
彼女は用心深く彼の視線をそらしつゝ何気ない世間話の中へ彼女の従姉いとこの不幸な結婚の話を細々こま/\と織り込んでいつた。
静物 (新字旧仮名) / 十一谷義三郎(著)
つまり表通りや新道路の繁華な刺戟しげきに疲れた人々が、時々、刺戟をずして気分を転換する為めにまぎれ込むようなちょっとした街筋——
(新字新仮名) / 岡本かの子(著)
づしてはまねどもひとしらぬうちにとにはでゝいけ石橋いしばしわたつて築山つきやま背後うしろ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
もとより寄席ではない見世ものだから、その曲芸は客を誘うために、あるていどまで、おもてに立見する客へも見せるから、人気はすばらしかった。
旧聞日本橋:17 牢屋の原 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
表二階にて下男を対手あいてに、晩酌を傾けおりしが、得三何心無くおもてを眺め、門前に佇む泰助を、遠目に見附けていたく驚き、
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「あなた様の太刀先をひっぱずして、庄内川へ飛び込んだ男が、隠密の此奴こやつでございます。川がないから大丈夫で。今度こそお討ちとりなさりませ」
怪しの者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
英和辞書を引っ張ると「中心ヲはずレタル」とか「偏心的ナル」だとかしち難しい訳が出ているが、平ったく言えばなあに「調子ぱずレ」ということだ。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「戸おそふる」と言ひ、「に立つ」と謠うたのは、戸を叩いて其來訪を告げた印象が、深く記憶せられて居たからである。
かくてその隣とは、此度は紀伊国をさす也。然れば莫囂国隣之の五字は、紀乃久爾乃キノクニノよむべし。又右の紀に、辺土と中州をむかへいひしに依ては、此五字をつ国のとも訓べし。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
がさがさに割られてとがり切った氷の破片が、ふくろの中で落ちつく間、私は父の禿げ上った額のはずれでそれを柔らかにおさえていた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お勢は返答をせず、只何か口疾くちばやささやいた様子で、忍音しのびねに笑う声が漏れて聞えると、お鍋の調子はずれの声で「ほんとに内海うつ……」「しッ!……まだ其所そこに」と小声ながら聞取れるほどに「居るんだよ」。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
そして、会計部の事務室へ入ると、がいとうと帽子をかたえの壁にかけながら、如何いかにも落ちつかぬ様子で、キョロキョロとしつの中を見まわすのでした。
算盤が恋を語る話 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
これは楊博士が、消身装置の廻折鏡を反対に廻したために、今まで見えていたショーウインドーがいの光景が見えなくなり、その代り今まで外から見えなかったショーウインドーの内部が明らさまに見えるようになったのだった。
見えざる敵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その安堵の心から、家々のソトには、石城を𢌞すものが、又ぼつ/″\出て來た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
そして今でも生徒の校長を悪く思つてるらしい口吻を聞付けた時には、「人間といふものはソトだけをみて分るものぢやない、君達でも仮りに継母を持つてゐるとしたら学校に来てゐても思ふやうに勉強が出来まい」と何時もその言葉を反覆した。
校長 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
「いや、さうはぐらかしても其手は食はないよ。見に行くのは例の「虎」だらう。今度の趣向はもうちやんと聞いてるぜ。あれは大谷の思ひ付だつて云ふが、彼奴あいつも話せる男さね。」
(新字旧仮名) / 久米正雄(著)
末代に十兵衞といふ男が意匠おもひつきぶり細工ぶり此視て知れと残さうつもりであらうが、察しも付かう我とても其は同じこと、さらに有るべき普請では無し、取りはぐつては一生にまた出逢ふことは覚束ないなれば
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
世界せかいぐわいある塲所ばしよではあるまいかとうたがつたほどで、さらこゝろ落付おちつけてると
「向ふは大分あつたかいだらう」とついで同然の挨拶をした。すると、今度は寧ろ法ぐわいねつした具合で、
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
すぐに すぐに りさつてこんな幻像を消してしまへ。
定本青猫:01 定本青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
すぐに すぐにりさつてこんな幻像を消してしまへ
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
昔から、町人なら町人、百姓・漁師なら百姓・漁師で、其仲間中の礼儀を守つて居りますし、其腰の低さ、語の柔かさ、とてもよそホカには見られますまい。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ホカナル敵ヲ防グニハ——」
サクラの花びら (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
道元はこの主張を謬説と呼ぶのみならず、また「仏法仏道に通ぜざるもの」、「仏をしらず、教をしらず、しんをしらず、ないをしらず、をしらざるもの」(正法眼蔵仏教)と呼んだ。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「お父さんそどかせぃでら。さ、起ぎべ。」
ひかりの素足 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「それどころか、私は、易介さんがこの具足の中にいたのも存じておりますので。それから、死んでいるという事も……」と気味悪そうに死体から顔をそむけながらも、庄十郎は意外なことばを吐いた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
磯は少時しばら此店ここの前を迂路々々うろうろしていたが急に店の軒下に積である炭俵の一個ひとつをひょいと肩に乗て直ぐ横の田甫道たんぼみちそれて了った。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
パツとそろへそれてぶ。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
甲 お窓のそォとをなァがめた。
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
ぞやはつまらぬ品物をお贈りしましたところ
黒手組 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
しきしまのやまとにしてはわが君や師のきみなれや Pinelピネル Conollyコノリとつくににして
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
(その女といっしょなら、逢いたいが、はかの女には逢いたくないな)
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「人間、好きな道には命さえ投げ出すよ、仕事というものは、はたで人の見るほど苦になるものじゃない」
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
手段というのは引っずすことじゃ
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
麹町四丁目、疊屋彌助のところに居る職人の勝藏が、裏口から調子つぱづれな聲を出します。
ヨイサといふに麓より見上げて胸を衝くばかりの鳥居峠など上らんに右の手の竹杖に岩角を突き斯く唄はゞ其のつかれを忘るゝ事もあるべし我輩越後に赴きしとき米山よねやまを越えて後に新潟にて米山節を聞しが其の音節調子おもきを負ふて米山をこゆるによくかなひたり拍子詞へうしことばにソイ/\といふは嶮しけれども高からぬゴロタ石の坂を登るを見るが如し所によりてはやことばの斯く變るは面白し此のかにいろ/\歌あれど今作り添へたるものにて卑俗聽くにたへず諸國風俗唄の古きにはよきが多し是等取調べてあしきは捨てよきを殘さば假名の詩經が出來やうも知れず一話一言のうちなりしが諸國の唄を集めいだせしうちに遠州邊の唄とて
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
平三は十歳頃までは時々寝小便をもらすことがあつたが、
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
一瞬間誰もの胸をスーッとぎってゆく暗い冷たいものがあった。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
さて、若し幸にして、稲むらを標山シメヤマとする想像がハヅれて居なかつたとすれば、次に言ひ得るのは、更めて神上げの祭りをする為に請ひ降した神を、家に迎へる物忌みが、即、新嘗祭りの最肝要な部分であつた、と言ふ事である。
稲むらの蔭にて (新字旧仮名) / 折口信夫(著)