“外”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ほか33.3%
そと19.2%
はず18.7%
13.4%
はづ5.8%
2.3%
よそ1.8%
そら1.2%
おもて0.8%
0.8%
(他:53)2.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“外”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語38.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)36.5%
文学 > 日本文学 > 詩歌11.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そのほかに何も書けるもんか。若し何か書けるとすれば、……さうだ。このポケツト本の中にちやんともう誰か書き尽してゐる。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
やはりほかの連中のやうに、体中金銭斑々きんせんはんはんとでも形容したらよからうと思ふ程、所まだらに赤くなつてゐる。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しなれまではあかるいそとようとおもふにはあまりにこゝろうつしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それが習慣になると、終局なく、ぐる/\まはつてゐる方が、らつそとへ飛びす努力よりも却つて楽になつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
船頭は魚を掬って、はりはずして、舟の丁度真中まんなかの処に活間いけまがありますから魚を其処そこへ入れる。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
自分が席をはずして、つい近所の洋食屋へ行って支度したくをして帰って来ると、彼はきっと「うまかったか」と聞いた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
うつくしい蠱惑こわくちてせることだらう! れるな、にごるな、まよふなと
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
つつましい足音が聞えてきた。襖が開いた。小太郎は、母だと思ったが、顔を見るのさえ辛かった。振向いて、眼をらしながら
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
墨股すのまたの戰ひに少しく會稽の恥をすゝぎたれども、新中納言(知盛)軍機ぐんきしつして必勝の機をはづ
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
二つの部屋には眼もくれず、いきなり裏木戸の方に向いた嚴重さうな格子窓に手を掛けると、樂々とはづして中へ踏込みました。
姦婦かんぷ」と一喝いっかつらいの如くうついかれる声して、かたに呼ばはるものあり。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
鳰鳥にほどり葛飾かづしか早稲わせにへすともかなしきをてめやも 〔巻十四・三三八六〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
さればこの水上にもを載せ酒をむの屋形船なく、花をよそなる釣舟といかだかもめとを浮ばしむるのみ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
細君は「虎」にこだわる良人をつとの心持とは違つて、「よそへ行くより」と云ふ言葉に、一種の意味を持たせて賛成した。
(新字旧仮名) / 久米正雄(著)
おつたはすこあわてたやうしかるべく落附おちつかうとつとめつゝはなしそらした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「はあ、お目に懸りました節は。――ですが、いつまたお見えになりますか。」とみまもらるる目をそらして言う。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
盗人が一足おもてへ出たと同時に、奥蔵の二階の窓から、激しく、せわしなく「火事だ火事だ」と金盥かなだらいを叩きたてた。
微酔ほろよいめてあおくなれば、下男は何事やらんとおもてを望み、泰助を見るとひとしくり返りて、
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この深夜に人間が案内も乞わず戸締とじまりずして御光来になるとすれば迷亭先生や鈴木君ではないにきまっている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
今度のところも倉田工業のある同じ地区にも拘らず、ゴミ/\した通りからずれた深閑とした住宅地になっていた。
党生活者 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
「戸おそふる」と言ひ、「に立つ」と謠うたのは、戸を叩いて其來訪を告げた印象が、深く記憶せられて居たからである。
にほとりの 葛飾早稲カツシカワセニヘすとも、カナしきを、に立てめやも(万葉集巻十四)
古代生活に見えた恋愛 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
道化男は馬の腹の下や、前足や後足の間を飛鳥ひちょうのように潜り抜けて巧みに飛び付いて来る馬と犬を引っぱずした。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
又九郎はおのれ斬りやアがったなと空鉄砲からでっぽうを持って永禪和尚に打って掛るをぱずして、
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
がさがさに割られてとがり切った氷の破片が、ふくろの中で落ちつく間、私は父の禿げ上った額のはずれでそれを柔らかにおさえていた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ある時二人は城下はずれ等覚寺とうかくじという寺へ親の使に行った。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
黒い洋服を着て、その上に、うすいラシャでできた、そでのヒラヒラするがいとうをはおっています。
虎の牙 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そして、会計部の事務室へ入ると、がいとうと帽子をかたえの壁にかけながら、如何いかにも落ちつかぬ様子で、キョロキョロとしつの中を見まわすのでした。
算盤が恋を語る話 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「向ふは大分あつたかいだらう」とついで同然の挨拶をした。すると、今度は寧ろ法ぐわいねつした具合で、
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
世界せかいぐわいある塲所ばしよではあるまいかとうたがつたほどで、さらこゝろ落付おちつけてると
「いや、さうはぐらかしても其手は食はないよ。見に行くのは例の「虎」だらう。今度の趣向はもうちやんと聞いてるぜ。あれは大谷の思ひ付だつて云ふが、彼奴あいつも話せる男さね。」
(新字旧仮名) / 久米正雄(著)
末代に十兵衞といふ男が意匠おもひつきぶり細工ぶり此視て知れと残さうつもりであらうが、察しも付かう我とても其は同じこと、さらに有るべき普請では無し、取りはぐつては一生にまた出逢ふことは覚束ないなれば
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
その安堵の心から、家々のソトには、石城を廻すものが、又ぼつ/″\出て来た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その安堵の心から、家々のソトには、石城を〓すものが、又ぼつ/″\出て來た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
すぐに すぐに りさつてこんな幻像を消してしまへ。
定本青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
すぐに すぐにりさつてこんな幻像を消してしまへ
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
眞つ先に飛込んで來た脇差をぱづして、十手を左に持換もちかへると、右手が懷ろに入つて、取出した青錢。
麹町四丁目、疊屋彌助のところに居る職人の勝藏が、裏口から調子つぱづれな聲を出します。
昔から、町人なら町人、百姓・漁師なら百姓・漁師で、其仲間中の礼儀を守つて居りますし、其腰の低さ、語の柔かさ、とてもよそホカには見られますまい。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ホカナル敵ヲ防グニハ――」
サクラの花びら (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「お父さんそどかせぃでら。さ、起ぎべ。」
ひかりの素足 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「それどころか、私は、易介さんがこの具足の中にいたのも存じておりますので。それから、死んでいるという事も……」と気味悪そうに死体から顔をそむけながらも、庄十郎は意外なことばを吐いた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
磯は少時しばら此店ここの前を迂路々々うろうろしていたが急に店の軒下に積である炭俵の一個ひとつをひょいと肩に乗て直ぐ横の田甫道たんぼみちそれて了った。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
パツとそろへそれてぶ。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
甲 お窓のそォとをなァがめた。
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
ぞやはつまらぬ品物をお贈りしましたところ
黒手組 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
(その女といっしょなら、逢いたいが、はかの女には逢いたくないな)
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「人間、好きな道には命さえ投げ出すよ、仕事というものは、はたで人の見るほど苦になるものじゃない」
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
手段というのは引っずすことじゃ
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
平三は十歳頃までは時々寝小便をもらすことがあつたが、
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)