トップ
>
外
>
ト
ふりがな文庫
“
外
(
ト
)” の例文
「戸おそふる」と言ひ、「
外
(
ト
)
に立つ」と謠うたのは、戸を叩いて其來訪を告げた印象が、深く記憶せられて居たからである。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
又右の紀に、辺土と中州を
対
(
むかへ
)
云
(
いひ
)
しに依ては、此五字を
外
(
ト
)
つ国のとも訓べし。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
門
(
モン
)
の
外
(
ト
)
の 土に凍てつく雪の上に、散りのこりたる節分の豆
鵠が音:01 鵠が音
(新字旧仮名)
/
折口春洋
(著)
今日もかも 都なりせば、見まく欲り、西の
御厩
(
ミマヤ
)
の
外
(
ト
)
に立てらまし(以上二首、宅守相聞——万葉集巻十五)
相聞の発達
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
昼たけて 山原をゆく汽車の
外
(
ト
)
に 谷深く
反
(
カヘ
)
す
水照
(
ミヅテ
)
りの色
鵠が音:01 鵠が音
(新字旧仮名)
/
折口春洋
(著)
▼ もっと見る
万葉集巻十四の二首の東歌「にほとりの葛飾早稲をにへすとも、その
愛
(
カナ
)
しきを、
外
(
ト
)
に立てめやも」「
誰
(
タ
)
そや。此屋の戸
押
(
オソ
)
ぶる。にふなみに、我が
夫
(
セ
)
をやりて
斎
(
イハ
)
ふ此戸を」
まれびとの歴史
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
門
(
カド
)
の
外
(
ト
)
に 花をほめ居る
家姥
(
イヘウバ
)
のこゑ
鵠が音:01 鵠が音
(新字旧仮名)
/
折口春洋
(著)
にほとりの
葛飾早稲
(
カツシカワセ
)
を
贄
(
ニヘ
)
すとも、
彼
(
ソ
)
の
愛
(
カナ
)
しきを、
外
(
ト
)
に立てめやも(万葉集巻十四)
古代生活に見えた恋愛
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
にほとりの
葛飾早稲
(
カツシカワセ
)
をにへすとも、そのかなしきを、
外
(
ト
)
に立てめやも
大嘗祭の本義
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
鳰鳥
(
ニホドリ
)
の葛飾
早稲
(
ワセ
)
を
嘗
(
ニヘ
)
すとも、その
愛
(
カナ
)
しきを、
外
(
ト
)
に立てめやも(同)
稲むらの蔭にて
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
にほどりの
葛飾早稻
(
カツシカワセ
)
をにへすとも、
彼
(
ソ
)
の
可愛
(
カナ
)
しきを
外
(
ト
)
に立てめやも
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
鳰鳥の 葛飾早稲を贄すとも、彼愛しきを、
外
(
ト
)
に立てめやも
最古日本の女性生活の根柢
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
鳰鳥
(
におどり
)
の葛飾
早稲
(
わせ
)
を
贄
(
にえ
)
すとも、
彼
(
その
)
愛
(
かな
)
しきを、
外
(
ト
)
に立てめやも
最古日本の女性生活の根柢
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“外”を含む語句
外套
外見
外出
外面
外貌
外国
外方
外囲
内外
外聞
門外
戸外
意外
外部
窓外
引外
法外
外国人
外皮
外人
...