“贄”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
にえ65.2%
ニヘ15.2%
にへ10.9%
6.5%
いけにえ2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“贄”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 社会・家庭生活の習俗13.3%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗習慣・民俗学・民族学8.7%
歴史 > 伝記 > 日本8.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
世に貴族と生れしものは、しずやまがつなどの如くわがままなる振舞、おもひもよらぬことなり。血の権のにえは人の権なり。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
切々たる哀音は、みことを守って海神かいじんに身をにえささぐる乙橘媛おとたちばなひめの思いを伝えるのだった。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
河童が離れて、ある家の富みが失はれた形を、一部分失うた事に止めてゐるのが、魚のニヘの来なくなつた話である。
河童の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
神と、其祭りの為の「ニヘ」として飼はれてゐる動物と、氏人と、此三つの対立の中、生け贄になる動物を、軽く見てはならない。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
或は抽斎と親善であつた枳園は、未だにへを執らざる時、既に蘭軒の家に出入して筆生の務に服したものと看るべきであらうか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
松田氏は其母が福山の士太田兵三郎の姉であつたので、名望ある柏軒にまみえてにへを執るに至つたのださうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
を執るものに血判せしめた錦橋の門人録は、或は珍奇なる文書ではなからうか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
椿岳が師と仰いでを執ったのは大西椿年おおにしちんねんであった。
壇の四方には、笹竹ささだけを建て、清縄せいじょうをめぐらして金紙きんし銀箋ぎんせんはなをつらね、土製の白馬をいけにえにして天を祭り、烏牛をほふったことにして、地神をまつった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)