“ニヘ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:にへ
語句割合
63.6%
9.1%
新嘗9.1%
9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くましろ又はくましねとニヘとの間に、さしたる差別を立て得ぬ私には、茲にまた、別途の仮定に結び附く契機を得た様な気がする。
稲むらの蔭にて (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
鳰鳥ニホドリの葛飾早稲ワセニヘすとも、そのカナしきを、に立てめやも(同)
稲むらの蔭にて (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
鳰鳥ニホドリ葛飾早稲カツシカワセ新嘗ニヘすとも、そのカナしきを、外に立てめやも
方言 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
鳥取地方には、今も「刈り上げ祝ひ」の若衆の宴をにへと稱へて居る。羽前庄内邊で「にはないギヤウ(?)」と言ふのは、新甞のニヘと見るより寧、にへなみの方に近い。
此は、田の神——水の神と同じもの——のニヘなのだ。或は、田の神の為に働くものであつた。後には、実際に耕作の助けをしたので、行事にも、代かきに出る事になつてゐる。
田遊び祭りの概念 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)