トップ
>
にえ
ふりがな文庫
“にえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
犠牲
32.8%
贄
29.3%
牲
13.8%
錵
11.2%
煮
5.2%
沸
3.4%
犠
1.7%
似絵
0.9%
煑
0.9%
饗
0.9%
▼ 他 7 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
犠牲
(逆引き)
さあ、
八裂
(
やつざき
)
にしろ、俺は辞せん。——牛に乗せて夜叉ヶ池に連れて
行
(
ゆ
)
け。
犠牲
(
にえ
)
によって、降らせる雨なら、俺が竜神に談判してやる。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
にえ(犠牲)の例文をもっと
(38作品)
見る
贄
(逆引き)
「ことしも水の神の
贄
(
にえ
)
求めつるよ。
主人
(
あるじ
)
はベルヒの城へきのふより
駆
(
か
)
りとられて、まだ帰らず。
手当
(
てあて
)
して見むとおもひ玉はば、こなたへ。」
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
にえ(贄)の例文をもっと
(34作品)
見る
牲
(逆引き)
昔の
罪科
(
つみとが
)
を並べられた三斎、恐怖の
牲
(
にえ
)
となって、ために、心臓に強烈な衝撃をうけて、もはや、生き直る力もない。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
にえ(牲)の例文をもっと
(16作品)
見る
▼ すべて表示
錵
(逆引き)
「いいやいや。
錵
(
にえ
)
乱
(
みだ
)
れて刃みだれざるは上作なりと申す。およそ
直刃
(
すぐは
)
に足なく、位よきは
包永
(
かねなが
)
、
新藤五
(
しんとうご
)
、
千手院
(
せんじゅいん
)
、
粟田口
(
あわたぐち
)
——。」
寛永相合傘
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
にえ(錵)の例文をもっと
(13作品)
見る
煮
(逆引き)
お茶番のいる広い土間の入口の
潜
(
くぐ
)
り戸をはいってゆくと、
平日
(
いつも
)
に増してお茶番の
銅壺
(
どうこ
)
は
煮
(
にえ
)
たち、二つの
茶釜
(
ちゃがま
)
からは湯気がたってどこもピカピカ光っていた。
旧聞日本橋:05 大丸呉服店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
にえ(煮)の例文をもっと
(6作品)
見る
沸
(逆引き)
と云いかけて
実親
(
じつおや
)
の無慈悲を思うも
臓腑
(
はらわた
)
が
沸
(
にえ
)
かえるほど
忌々
(
いま/\
)
しく恨めしいので、唇が
痙攣
(
ひきつ
)
り、
烟管
(
きせる
)
を持った手がぶる/″\
顫
(
ふる
)
えますから、お柳は心配気に長二の顔を見詰めました。
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
にえ(沸)の例文をもっと
(4作品)
見る
犠
(逆引き)
其のまゝ
舁
(
か
)
き移すやうに
席
(
むしろ
)
を
彼方
(
あなた
)
へ、小さく遠くなつたやうな思ひがして、其の娘も
犠
(
にえ
)
の仔細も、媼の
素性
(
すじょう
)
も、野の
状
(
さま
)
も、我が身のことさへ、夢を見たら夢に一切知れようと
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
にえ(犠)の例文をもっと
(2作品)
見る
似絵
(逆引き)
「よい
面
(
つら
)
がまえだ。その面、
似絵
(
にえ
)
(似顔)に描いてつかわそう。しばし、うごくまいぞ」
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
おれの
面
(
つら
)
を、
似絵
(
にえ
)
(似顔絵)に描いてやるなどと
吐
(
ほ
)
ざいた時もだ、腹では、くそでもくらえと思ったが、わざと
尻尾
(
しっぽ
)
を巻いて逃げ出したのも、今日のキメ手があったればこそだ。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
にえ(似絵)の例文をもっと
(1作品)
見る
煑
(逆引き)
狹い柳町の通は、
造兵歸
(
ざうへいがへり
)
の職工で、
煑
(
にえ
)
くり返るやうである。
軒燈
(
けんとう
)
が
徐々
(
そろ/\
)
雨の中から光出して、暖かい煙の
這出
(
はひだ
)
して來る
飯屋
(
めしや
)
の
繩暖簾
(
なはのれん
)
の前には、
腕車
(
くるま
)
が幾臺となく置いてある。
絶望
(旧字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
にえ(煑)の例文をもっと
(1作品)
見る
饗
(逆引き)
鳰鳥(かいつぶり)は水に
潜
(
かず
)
くので、
葛飾
(
かずしか
)
のかずへの枕詞とした。葛飾は今の
葛飾
(
かつしか
)
区一帯。「
饗
(
にえ
)
」は神に新穀を供え祭ること、即ち
新嘗
(
にいなめ
)
の祭をいう。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
にえ(饗)の例文をもっと
(1作品)
見る
“にえ”の意味
《名詞:煮》
にえ【煮え】
にえること。
《名詞:贄》
にえ【贄、歴史的仮名遣:にへ】
神(後世には仏も含む)や朝廷への供え物。
贈り物、進物。
《名詞:錵》
にえ【錵・沸】
焼きによって、刀の肌に現れる雲などに似た種類の文様。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
にへ
いけにえ
ニヘ
にや
いけにへ
にせゑ
たぎ
もてなし
にえた
わい