“直刃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すぐは80.0%
すぐば20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いいやいや。にえみだれて刃みだれざるは上作なりと申す。およそ直刃すぐはに足なく、位よきは包永かねなが新藤五しんとうご千手院せんじゅいん粟田口あわたぐち——。」
寛永相合傘 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その研屋五兵衛が、昨夕ゆうべ酉刻むつ半(七時)過ぎ入谷の寮で、直刃すぐはの短刀で左首筋を貫き、あけに染んで死んでいたのです。
その晩、お秀の家に金六を呼んで、八五郎とお秀と立会わせ、平次は血染の楊弓に川から拾った細い直刃すぐば匕首あいくちをつがえて射て見せました。
背後うしろからグサと刺した少し長目、直刃すぐばの短刀で、とうを巻いた、形ばかりの鉄のつば