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錵
ふりがな文庫
“錵”の読み方と例文
読み方
割合
にえ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にえ
(逆引き)
痣
(
あざ
)
のようにあった、うすい
錆
(
さび
)
の
斑紋
(
はんもん
)
も消えているし、血あぶらにかくれていた
錵
(
にえ
)
も、
朧夜
(
おぼろよ
)
の空のように、ぼうっと美しく現れていた。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いいやいや。
錵
(
にえ
)
乱
(
みだ
)
れて刃みだれざるは上作なりと申す。およそ
直刃
(
すぐは
)
に足なく、位よきは
包永
(
かねなが
)
、
新藤五
(
しんとうご
)
、
千手院
(
せんじゅいん
)
、
粟田口
(
あわたぐち
)
——。」
寛永相合傘
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
盲目
(
めくら
)
であった竜之助には、その刀の肌を見ることができません。
錵
(
にえ
)
も匂いもそれと見て取ることのできるはずがございません。けれども
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
錵(にえ)の例文をもっと
(13作品)
見る
錵
漢検1級
部首:⾦
15画
“錵”のふりがなが多い著者
中里介山
吉川英治
林不忘
佐々木味津三
国枝史郎
泉鏡花