“斑紋”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はんもん79.3%
まだら6.9%
とらふ3.4%
ばらふ3.4%
ふもん3.4%
ぶち3.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“斑紋”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > アジア25.0%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗習慣・民俗学・民族学4.3%
文学 > フランス文学 > 小説 物語1.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
一番左の端にある遊園で、樹木のしげった弁天の境内けいだいは、蝶の翅に置く唯一の美しい斑紋はんもんとも言われよう。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
なしの葉に病気がついて黄色い斑紋はんもんができて、その黄色い部分から一面に毛のようなものが簇生ぞくせいすることがある。
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
その鳥居の立っている森。——森の中は薄暗く、ところどころに日漏れがして、草に斑紋まだらを作ってはいたが、夕暮のように薄暗かった。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その僅かに二三尺から、四五尺の高さに残っているコンクリートや煉瓦塀の断続の間に白と、黒と、灰色の斑紋まだらになった袋の山みたような物が、射的場の堤防ぐらいの高さに盛り上っていた。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
素人しろうとながらに、近海物と、そうでない魚とを見分けることの出来るお三輪は、今おかへ揚ったばかりのような黒く濃い斑紋とらふのある鮎並あいなめ、口の大きくうろここまかすずきなぞをながめるさえめずらしく思った。
食堂 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
頭は達磨返だるまがえしと云う結び髪に、*ひらとの金簪きんかんを差し、斑紋ばらふの切れた鬢櫛びんぐしを横の方へ差し
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
斑紋ふもん美しき鷹の羽のそやをつがへば、よろこびにわが弦は鳴らん、猟人よ。
と、自ら手拭出して拭きたりしも、化学染めの米沢平、乾ける後には、さだめて斑紋ぶちを留めたらん。気の毒に。
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)