“金簪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんかんざし54.5%
きんかん36.4%
きんさん9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道齋銘だうさいめいのを探し出して樂しみにして居りましたが、不思議なことに、母の金簪きんかんざし鑄込いこんだ、父の最後の傑作けつさくが見えません。
後の証拠にこの金簪きんかん、飛び上った拍子にちょっと抜き、肌身放さず持って居りやす。また逢うまでさらばさらば
善悪両面鼠小僧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と、その雲鬂花顔うんびんかがんに、一万金の愛想笑あいそえみをこぼして、金簪きんさん瑶々ようようと立って行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)