“金箔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんぱく89.7%
はく6.9%
きんはく1.7%
キンパク1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして法王あるいは高等ラマの小便でそれをねて丸薬に拵え、その上へ金箔きんぱくを塗るとかまた赤く塗るとかして薬に用いますので
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
寺だけに、太い丸柱が奇異に見えるし、欄間彫らんまぼりの剥げた金箔はくだの胡粉ごふん絵具なども、他の道場には見られない。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから日蔭ひかげに生まれた平民の子が急に日向ひなたに出て金箔きんはくを付けられたのがうれしくて、幾らか虚榮きよえい心に眼を眩まされた形で、虚々うか/\と日をくらしてゐた。何時の間にか中學校ちうがくかう卒業そつげふして了つた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
京都キョウト上京カミギョウ浄福寺通ジョウフクジドオリ金箔キンパク斎藤サイトウ方ヨリ同人方雇人小林茂三コバヤシシゲゾウ(二三)ノ家出保護願ノ郵書ヲ受理シタル大津警察署ニオイテハ、偶々タマタマソノ人相着衣ト本件被害者ノソレト符合スル点アルヲ以テ
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)