“於”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おい62.0%
34.1%
おけ1.5%
オイ1.0%
0.5%
0.2%
おいて0.2%
0.2%
ココニ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとよりまとまった話の筋を読ませる普通の小説ではないから、どこで切って一冊としても興味の上においしたる影響のあろうはずがない。
土地とちにて、いなだは生魚なまうをにあらず、ぶりひらきたるものなり。夏中なつぢういゝ下物さかなぼん贈答ぞうたふもちふること東京とうきやうけるお歳暮せいぼさけごとし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こゝろみに世界せかいおいある活火山かつかざんげてみるならば、南米なんべいエクワドルこくおけるコトパクシ(たか五千九百四十三米ごせんくひやくしじゆうさんめーとる)は、圓錐形えんすいけい偉大いだいやまであるが、噴火ふんか勢力せいりよくまた偉大いだい
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
今般左ノ者発起人ト相成、海運橋兜町カブトチョウオイテ、第一国立銀行ヲ創立シ、ヒロク事ヲ行ワントス。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
牛肉ギウニクヒトケルヤ開化之薬舗カイクワノヤクホニシテシカシテ文明ブンメイ良剤リヤウザイナリ」と言ひ、京橋に建てられた煉瓦石れんぐわせきの家を見ては
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
その一方、筆頭与力の蓑賀殿はその役所にって一人の客と対談していた。まぎれもない、かの大阪のさる富商の手代である。
大倭朝やまとちょう天平宝字てんぴょうほうじねん癸亥きがいがつおいて西海さいかい火国ひのくに末羅潟まつらがた法麻殺几駅はまさきえきに
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
御返書いまだ達し不申、然に彼寺田屋のよくめの金私でふつごふに候間、元と金百両が出来ねば先日さし出候書の如く、去年よりの利金十八両だけなりとも、此使へ御渡し奉願候。
蘇東坡の潮州韓文公廟碑の終にココニ茘丹与蕉黄としてあるが、この茘丹と云ふのが即ち茘枝の果である。恐らく之は極めて珍らしいものなのであらう。放翁は次のやうな事も書き残してゐる。