“於通”の読み方と例文
読み方割合
おつう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わたくしは、二の丸に、つい先頃から、おすえ奉公をいたしております、於通おつうと申すものでございまする。夜ぶんあがりまして」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やはり美濃みのの内で、これから東へ、八里ほどの在所、北方郷きたかたごうの小野の里で、小野政秀おのまさひでともうすのが、於通おつうの父親でございました。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀吉は、毛せんの上にひろげてあった一葉の花鳥画をのぞきこみ、於通おつうの筆と知ると、手ずから、くるくると巻いて持った。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)