“末”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すえ58.5%
すゑ29.3%
うら2.4%
すそ2.0%
まつ2.0%
うれ1.0%
いま0.5%
0.5%
うち0.5%
さき0.5%
しも0.5%
すへ0.5%
0.5%
ウラ0.5%
スエ0.5%
スヱ0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日の金港堂は強弩きょうどすえ魯縞ろこう穿うがあたわざる感があるが、当時は対抗するものがない大書肆だいしょしであった。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
蘿月はもと小石川表町こいしかわおもてまち相模屋さがみやという質屋の後取息子あととりむすこであったが勘当のすえ若隠居の身となった。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
さりとは日々にち/\夜々や/\散財さんざい此歳このとしこの身分みぶんにてかなふべきにあらず、すゑなにとなる
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
すゑにはう「初雪はつゆきやせめてすゞめの三まで」どころではないすゞめくびつたけになるほど雪がつもりました。
その路筋を田の畔畷あぜの左右に、一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、七つと順々に数えるとふわりと霧に包まれて、ぼうとうら消えたのが浮いて出たようにまた一つ二つ三つ四つ五つ、稲塚——その稲塚が、ひょいひょいと、いや
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
うらから枯れる
雨情民謡百篇 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
すその方へいって伴奏に三味線がはいるのを、長唄ながうた研精会の稀音家和三郎きねやわさぶろうが引きうけていた。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
その時、広小路で、電車の口からさっと打った網のすそが一度、混雑の波に消えて、やがて、むきのかわった仲見世へ、手元を細くすらすらと手繰寄せられたていに、前刻さっきの女が
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
日が出ると、晶々きらきらとした白金まつになり、紫水晶末になるのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ラプランドの夏もすぎて、いつのまにか、九月のまつになりました。
街を走る吹聽人はいふも更なり、今咲き出づる「アネモオネ」の花、高く聳ゆる松のうれより空飛ぶ雲にいたるまで、皆我を祝する如し。
また、「うち靡く春さり来れば小竹しぬうれ尾羽をはうちりて鶯鳴くも」(同・一八三〇)というのもあり、これも鶯の行為をこまかく云っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
彼は学いまだ深からず、歳いまだ高からず、齢いまだ熟せず、経験いまだ多からず、要するにこれ白面の中書生(老書生といわず)のみ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
老樹のら枯れしたのも美しく、全身枯死した、白骨の姿が、また美しい。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
かれ二柱の神、あめ浮橋うきはしに立たして、その沼矛ぬぼこおろして畫きたまひ、鹽こをろこをろに畫きして、引き上げたまひし時に、その矛のさきよりしたたる鹽の積りて成れる島は、淤能碁呂おのごろなり。
太守京極丹後守の座所には、錦繍きんしゅうとばりを垂れ、近侍小姓は綺羅星きらぼしと居並び、紅白のだんだら幕をめぐらしたおしもには、白襟桃色の衣裳を重ねた女中やつぼねたちが歌舞伎でも見るような華やかさを浮き立たせて時刻を待っていたのであった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かたすへ、おもひ忘れて夢路をたどるやうなりしが、何物ぞ、にはかにその空虚うつろなる胸にひゞきたると覚しく、女子をなごはあたりを見廻して高く笑ひぬ。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
かれ天皇の還りいでます時、その大神、山のにいはみて、長谷の山口に送りまつりき。
「ほ」の原義は知れないが、「うら」と似た筋路に立つ事を思へば、ウラウラウラ(うら<うれ)同様、の義だとも言へる。
誉田の日の皇子 大雀オホサヽギ おほさゝぎ、佩かせる太刀。本つるぎ スヱふゆ。冬木のす カラ下樹シタキの さや/\(応神記)