“終末”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しまい37.5%
おわり25.0%
しまひ25.0%
おしまい12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
如才じょさいないお政は絶えず笑顔を見せているが、対手あいては甚だ迷惑に感じた。と云って、ここで何時いつまで争っても究竟つまり水掛論みずかけろんである。市郎も終末しまいには黙ってしまった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
◯ヤコブ書第五章十一節にいわく「なんじらかつてヨブの忍びを聞けり、主いかに彼にし給いしかその終末おわりを見よ、すなわち主は慈悲深くかつ矜恤あわれみある者なり」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
「え? 錢形の親分さんで御座いましたか。これはいゝ方に助けて頂きました。うなればもう、嫌だと仰しやつても申し上げずには居られません。どうか、終末しまひまで皆んなお聞きなすつて下さいまし」
が、はたして嘘らしいか真実ほんとうらしいかは、終末おしまいまで読んで見れば自然に判る。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)