“終了”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうりょう42.9%
しまう14.3%
おしまい14.3%
おち14.3%
しまひ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
博雄の行李を埋めた土の上に、更に土をかぶせ、水をかけ、万事ばんじ終了しゅうりょうの意識で心も軽く立ちあがった。ほんとうの学童疎開の日は、二三日さきのことだ。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
終了しまうて今がた歸り來り我家へ入て荷をおろ重能ぢうのうがはりの石決明貝あはびがひたづさへ隣の家へ至り火を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
世間では最も楽しい時と聞く晩餐時ばんさんどきさえいかめしい父に習って行儀よく笑い声を聞くこともなく終了おしまいになってしまう音楽のない家のわびしさはまた私の心であった。
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
したがって安兵衛には、何だかいっこうにわからないが、その場の出幕以外に、絶えて通しの筋趣向というものを、終了おちまでは誰人たれにも明かしたことのないいつもの文次親分を知っているから、安も
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
もらひしにも勝る嬉しさ喜ばしさ何れも怪我けがなき一同は打連うちつれ御門ごもんを出にけり斯て元益は音羽町へ立歸り我家を終了しまひて母の方へ同居なし醫業いげふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)