“仕舞”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しま53.6%
しまい20.5%
しまひ7.8%
じまい3.0%
しも2.4%
じま2.4%
しまう1.8%
しむ1.8%
しまつ1.2%
しめ1.2%
(他:7)4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“仕舞”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸8.1%
歴史 > 伝記 > 個人伝記3.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
此前このまへ大嵐おほあらしばんに、とうとういそ打上うちあげられて、めちや/\になつて仕舞しまつたから
いゝえ、おにつのみん佐藤さとう老先生らうせんせいらしつて切つてお仕舞しまひなさいました。
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「戦争だ。お仕舞しまいだッ。——鷺山も稲葉山も、亡んでしまえ。焼けた跡には、また草が出る。こんどの草は真ッ直ぐに——」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おつや 仕舞しまいにゃあ追っ掛けられるような事になるかも知れないが……。(笑う。)実は……あたし、主人と衝突してね。
影:(一幕) (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
私はあなたが家事の暇をぬすんで『傳説の時代』をとう/\仕舞しまひまで譯し上げた忍耐と努力に少からず感服して居ります。
『伝説の時代』序 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
なんともはずに文庫ぶんこいれてお仕舞しまひなされしが、今度こんどまたあのやううたみて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
彼は最早もう自分の情熱を寄すべき人にも逢わず仕舞じまいに、この世を歩いて行く旅人であろうかと自分の身を思って見た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その居間の中庭を隔てて宏大な道場はあった。年暮くれの二十五日を稽古仕舞じまいとして、春の道場開きまで、そこは閉っていた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一間半ばかりの出窓をもった格子戸づくりの仕舞しもで、流行はやりものを教えるには都合のよい見附きだった。
一口でいうと、ハイカラな仕舞しもうたと評しさえすれば、それですぐ首肯うなずかれるこの家の職業は、少なくとも系統的に、家の様子を見ただけで外部から判断する事ができるのに、不思議なのはその主人であった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
父の姿を見かけたものは一人もなかったので、この衣裳のお手本の正体ばかりは、とうとうどこにあるのかわからず仕舞じまいになってしまいました。
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
あれがドウモいけなかったようで……とうとう一生涯、別嬪にならず仕舞じまいで、惜しい事をしましたよ。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
毀して手分てわければ、三十人も五十人も居るからまたたに出来て仕舞しまううが、それは出来ない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
亜米利加アメリカ人が取るけはない、何処どこかに舞込まいこんで仕舞しまうたにちがいない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ぐ来たな。牛も連れで来たのが。弁当持ってが。ぐ来た。今日ぁひるまがらきっと曇る。おらもう少し草集めて仕舞しむがらな、此処ここらに居ろ。おぢいさん、今来る。」
種山ヶ原 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
ぐ来たな。牛もれで来たのが。弁当べんとうってが。善ぐ来た。今日ぁひるまがらきっとくもる。おらもう少し草あつめて仕舞しむがらな、此処ここらにろ。おじいさん、今来る。」
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
とつさんはるけれど田舍いなか實家じつかかへつて仕舞しまつたからいま祖母おばあさんばかりさ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なんいまわすれて仕舞しまつげんとも七ともおもされぬ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いや、「仕舞しめえ!」と云って命令した時には、全く仕舞う時節が有るだろうと思ったね。
予が半生の懺悔 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
そこで苦悶の極、おのずから放った声が、くたばって仕舞しめえ(二葉亭四迷)!
予が半生の懺悔 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
あるいはその間に艱難かんなん辛苦など述立てれば大造たいそうのようだが、咽元のどもと通れば熱さ忘れると云うその通りで、艱難辛苦も過ぎて仕舞しまええば何ともない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
思い切ってうふいと何処どこかへ行って仕舞しまおうかと思って
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ソコデ母子のあいだと云うものはちゃんと魂胆こんたんが出来て仕舞しまって、ソレカラいよいよ出ようと云うことになる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
所が壹岐守は本牧を廻らずに横浜の方へ這入はいって、自分の独断で即刻そっこくに償金をはらうて仕舞しまった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
いてて仕舞しもうたとやれそれ
胚胎 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
玄関と勝手口の並んだ浅間な仕舞しもた屋がつづき、その突きあたりに、古ぼけた千本格子が奥深くしずまっている。
虹の橋 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
無論むろんけては仕舞じまひ
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かへつてお正太しようたさん、後生ごしやうだからかへつておれ、おまへるとわたしんで仕舞ふであらう
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)