“時分”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
じぶん97.0%
ころ1.9%
じふん0.4%
とき0.4%
ときわ0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“時分”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)24.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.6%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
さて、わたしが、くまと、列車れっしゃの中で大格闘だいかくとうをしたという話も、まあ、そんな時分じぶんのことなのだ。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
その時分じぶん、うちわのには、庭の池に築山つきやまがあったり、ほたるが飛んでいたりするのがたくさんありました。
清造と沼 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)
今日はまだお言いでないが、こういう雨の降ってさみしい時なぞは、その時分ころのことをいつでもいってお聞かせだ。
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この外套氏が、故郷に育つ幼い時分ころには、一度ほとんど人気ひとけの絶えるほど寂れていた。
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ちひさなひよ時分じふんから、雄鷄おんどり自分じぶんべないものとばかりおもつてましたが、だん/″\おほきくなるうちに、自分じぶんえてはねてびつくりしました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
どうぞ御身おみを大事に遊ばして、必ず気をながくお持ち遊ばして、ね、決して短気をお出しなさらぬように——御気分のいい時分ときはこのほんをごらん遊ばして——私は東京あちらに帰りましても
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
やがてまた足音がして、こんどは頭をぴかぴかの時分ときわけにし、黒い太いふち眼鏡めがねをかけた若主人が現われた。
最後の胡弓弾き (新字新仮名) / 新美南吉(著)
そこに乗っているのは長年見馴みなれたあの金聾かなつんぼじいさんではなく、頭を時分ときわけにした若い男であった。
最後の胡弓弾き (新字新仮名) / 新美南吉(著)