“御身”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんみ72.2%
おみ22.2%
みみ3.3%
おまえ1.1%
おほみま1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御身おんみの位地として相当の準備なくてはかなはず、第一病婦の始末だに、なほきがたき今日の場合、如何いかんともせんやうなきを察し給へ。
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)
それでお電話を差上るので御座いますが……その若様の御身おみの上について大切な御報告を申上げたい事が御座いますので……ハイハイ。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いろと水齒別みづはわけの命、多治比たぢひ柴垣しばかきの宮にましまして、天の下治らしめしき。天皇、御身みみたけ九尺二寸半ここのさかまりふたきいつきだ。御齒の長さ一、廣さ二きだ。上下等しくととのひて、既に珠をけるが如くなりき。
そう雄弁滔々とうとうまくしかけられちゃア困るて。御身おまえは本当に——だ。すぐむきになりよる。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
はいなしこめ醜めききたなき國に到りてありけり。かれ吾は御身おほみまはらへせむ」とのりたまひて、竺紫つくし日向ひむかの橘の小門をど阿波岐あはぎに到りまして、みそはらへたまひき。