“多治比”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たじひ80.0%
たぢひ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天平勝宝四年うるう三月、多治比たじひ真人鷹主たかぬしが、遣唐副使大伴胡麿宿禰こまろのすくねうまのはなむけして作った歌である。「行き足らはして」は遣唐の任務を充分に果してという意。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
天皇は御年百二十四歳、己巳つちのとみの年の八月九日にお隱れになりました。御陵は河内の多治比たじひ高鸇たかわしにあります。
天皇、御年、一百二十四歳ももちまりはたちよつ。(己巳の年八月九日崩りたまひき。)御陵は河内かふち多治比たぢひ高鸇たかわし三五にあり。
いろと水齒別みづはわけの命、多治比たぢひ柴垣しばかきの宮にましまして、天の下治らしめしき。天皇、御身みみたけ九尺二寸半ここのさかまりふたきいつきだ。御齒の長さ一、廣さ二きだ。上下等しくととのひて、既に珠をけるが如くなりき。