“比治山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひじやま60.0%
ヒヂヤマ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
這い出して逃げのびた生徒は四五名にすぎず、他は全部、最初の一撃で駄目になっていた。彼は四五名と一緒に比治山ひじやまに逃げ、途中で白い液体を吐いた。
夏の花 (新字新仮名) / 原民喜(著)
比治山ひじやまのかげで
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)
ひちの郷に近いから、山の名も比治山ヒヂヤマと定められてしまうてゐる。丹波の道主ムチを言ふのに、ひぬま(氷沼)の……と言ふ風の修飾を置くからと見ると、ひぬまの地名は、古くあつたのである。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ひちの郷に近いから、山の名も比治山ヒヂヤマと定められてしもうている。丹波の道主ムチが言うのに、ひぬま(氷沼)の……というふうの修飾を置くからと見ると、ひぬまの地名は、古くあったのである。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)