“波多野秀治”の読み方と例文
読み方割合
はたのひではる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丹波には、波多野秀治はたのひではるの一族が、やはり今を「潮時しおどき」として、しきりに騒ぎ出していた。この方面へは、明智光秀と細川藤孝ふじたかが、その治領にも接している関係から
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また西蔵院や大善院側でもうすうすは知っていたが、飽くまで光秀の母として鄭重ていちょうに取り扱い、城中との折衝せっしょうが運ぶに至って、これを人質として、守将の波多野秀治はたのひではるの許へ送った。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
城中へ行って、波多野秀治はたのひではる兄弟をけとて、招降の使いを命じたものである。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)