“多遅比”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たじひ50.0%
タヂヒ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ああ、こんな多遅比たじひの野の中にるのだとわかっていたら、夜風よかぜを防ぐたてごもなりと持って来ようものを」
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
河内かわち多遅比たじひ柴垣宮しばがきのみやで、まつりごとをおとりになり、おん年六十でおかくれになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
右の日本紀の本文によると、産湯の井の中に、虎杖イタドリの花が散り込んだので、多遅比タヂヒといひ、歯がいかにも瑞々ミヅ/\しい若皇子であるから、瑞歯別と称へた事になつてゐる。
貴種誕生と産湯の信仰と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)