“貫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つらぬ47.5%
24.4%
つら5.5%
くわん3.7%
とお3.7%
かん3.2%
ぬき2.3%
1.8%
がん1.4%
ぐわん0.9%
0.9%
とほ0.9%
おこな0.5%
つらぬく0.5%
つらね0.5%
どお0.5%
グワン0.5%
トオ0.5%
0.5%
ヌク0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麦の畑をいた細い道は、向こうに見えるひょろ長いの並木に通じて、その間から役場らしい藁葺屋根水彩画のように見渡される。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
家の周りの花園や畑や牧場や、其等を取り巻く野鳥野獣を棲息させて猟をする雑木林の中の小路を突きけて七・八丁も走りましたわ。
母と娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
森成さんの御蔭でこの苦しみがだいぶ退いた時ですら、動くたびに腥いは常に鼻をぬいた。血は絶えず腸に向って流れていたのである。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
B あゝ、きにはいゝさうだ。最近報告れば、體量が十二三百五十になつたさうだ。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
青年時代の何ものをも烈々と焼くか突きさずにはおかない情熱と、その時代を久しくつつんでいた真っ黒な懐疑と、当然
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「私の災難を助けていただいた儀では……いわば一お借り申しているわけ。ご返礼に、お使いはいたしましょう」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
羽目には、天女——迦陵頻伽髣髴として舞いつつ、かなでつつ浮出ている。影をうけたの材は、鈴と草の花の玉の螺鈿である。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その胸のを、一突強くくと、女はキャッと一声叫ぶと、その何処とも知らず駈出して姿が見えなくなった。
月夜峠 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
になってみれば、何千といっても多寡馬糧で、いてもしいものではあるまいが、でるにでられない蛾次郎と竹童こそ災難である。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昔より云傳たりまた里人の茶話にもに出る日に入る日もき渡る山のは黄金千兩錢千朱砂ありとは云へどありて其在處
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「自身の涙を玉にそうと言いました伊勢もあなたがたと同じような気持ちだったのでしょうね」
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
借用したりとてしさへなせば我が一分も立又市之丞の志ざしもりて遣はすと云ものの大小を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
孔子曰く、ず、予以て(行)う。(『孔子全集』、一九五四)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
朗々なりしもをかへすがごとく、寒風は凍雪也。
学校の規則もとより門閥貴賤を問わずと、表向の名にるのみならず事実にこの趣意をき、設立のその日より釐毫すところなくして
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
えびの脇差が出る。柳鞘の大小が取り出される。さめのよろいし、あずき塗りの野太刀、白鞘、巻絵鞘、見ていると幾腰出るかわかりません。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
てまえも亡くなった父と東京見物に参ったさい、徐寧の家で見せて貰った薄ら覚えが残っていますが……なんでもそれは“サズノ鎖小札”……とかいう物で、朱革鎧櫃に入れ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
思ふに「上り」を語原と主張する為には、五月幟風のき・吹き流しの類を「のぼり」と言うた確かな証拠が見出されてから、の御相談である。
まといの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
完了の助動詞の「ぬ」、「」「」「」「」などの「ヌ」は「奴」の類の文字で書いて、前の「怒」の類の文字では書かず、別の類に属する。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)