“目貫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めぬき92.9%
めぬ5.9%
めかた1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此度の『それから』でも目貫めぬきな事件に取りかゝらうといふ前で筆を止めて居る。このネライ所が何となく技巧的に思はれてならない。
文壇一夕話 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
遠慮えんりょなく、乗せてもらうと、目貫めぬきの通りにドライブしながら、ぼくの胸にさした日の丸のバッジを見詰みつ
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
綿で……重いことは膝が折れそう——もっともこの重いのは、あの昔話の、あやしい者がおぶさると途中でひしげるほどに目貫めかたがかかるっていう、そんなのじゃない。そりゃ私にも分っていましたが、……
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)