大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それから、第二にはなるべく人の寄る場所がよかろうと存じましたのでな。目貫々々の湯屋床屋へ参って、巧みに評判させましてござります
旗本退屈男:02 第二話 続旗本退屈男 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
こんな瞑想にふけっていたので、彼はセント・ペテルスブルグの目貫の街の一つにある古い建物の前に来るまで、どこをどう歩いていたのか気がつかなかった。
世界怪談名作集:03 スペードの女王 (新字新仮名) / アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキン(著)
幕末維新懐古談:13 浅草の大火のはなし (新字新仮名) / 高村光雲(著)
世界怪談名作集:16 鏡中の美女 (新字新仮名) / ジョージ・マクドナルド(著)
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
度々物語の筋や目貫の個処を話した後に是非読んで見ろといって英訳本を貸した。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉―― (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
その辺は町の中心でも目貫の場所で、会社銀行料理店などから普通の商家まですべて大きいのゝみが並んでゐる。それをずばりと切断した様な河岸の軒並がはつきりと水田の末に眺めらるゝのだ。
銭形平次捕物控:023 血潮と糠 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
今宵のうちがよい。これなる建札早々に目貫の場所へ押し立てさせい。——では京弥、菊路のところへ参ろうぞ
旗本退屈男:10 第十話 幽霊を買った退屈男 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
幕末維新懐古談:64 大仏の末路のあわれなはなし (新字新仮名) / 高村光雲(著)