“獅子”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
しし90.5%
しゝ3.6%
ライオン2.9%
じし2.2%
0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“獅子”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語20.8%
文学 > 日本文学 > 戯曲2.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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鬼子の最も怖ろしい例としては、明応七年の昔、京の東山の獅子ししたにという村の話が、『奇異雑談集きいぞうだんしゅう』の中に詳しく報ぜられている。
〔出典〕山の人生(新字新仮名)/柳田国男(著)
幾頭の獅子ししける車の上に、いきおいよく突立ちたる、女神にょしんバワリアの像は、先王ルウドヰヒ第一世がこの凱旋門がいせんもんゑさせしなりといふ。
〔出典〕うたかたの記(新字旧仮名)/森鴎外(著)
この大陸の平原で太陽を浴びる火喰鳥、羚羊かもしかを追ひかける獅子しゝ、みんな出来合ひの日程で生きてゐるのではないんだ。
〔出典〕亜剌比亜人エルアフイ(新字旧仮名)/犬養健(著)
この帶止おびどめはほそのような金絲きんしきんつぶでもつて獅子しゝかたちをつくり、それに寶石ほうせきをちりばめたこまかい細工さいくは、今日こんにちでもたやすく出來できないとおもはれるほどすぐれたものであります。
〔出典〕博物館(旧字旧仮名)/浜田青陵(著)
――獅子ライオンだってのっぽのジョンのそばあたりにもよれやしねえんだぜ! 己は、あの男が四人の者と取っ組み合って
〔出典〕宝島:02 宝島(新字新仮名)/ロバート・ルイス・スティーブンソン(著)
其昔、大理石で畳んだ壮麗なる演戯場の桟敷から罪なき赤手の奴隷――完たき『無力』の選手――が、暴力の権化なる巨獣、換言すれば獅子ライオンと呼ばれたる神権の帝王に対して
〔出典〕雲は天才である(新字旧仮名)/石川啄木(著)
初春のことで、かねて此邸このうちだと思う、武家の後家ごけの住居をつきとめると、流していた一文獅子じしを引っぱってきて、賑わしく窓下で、あるっかぎりの芸当をさせ、自分は離れた向う角にいた。
〔出典〕旧聞日本橋:20 西川小りん(新字新仮名)/長谷川時雨(著)
勇士小浜兵曹長は、息つぐまもなく前後左右からくみついてくる怪人たちを、あるいは背負投でもって、機上にあおむけに叩きつけ、あるいはまた得意の腰投で投げとばし、荒れ獅子じしのようにあばれまわりました。
〔出典〕怪塔王(新字新仮名)/海野十三(著)
朱を刷いたような艶々した赭ら顔は年がら年中高麗狛こまいぬのように獅子噛み、これが、生れてからまだ一度もほころびたことがない。
〔出典〕顎十郎捕物帳:02 稲荷の使(新字新仮名)/久生十蘭(著)