“豚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶた84.0%
いのこ6.0%
ゐのこ6.0%
トン2.0%
とん2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「満州なんかだめだよ、酒は高粱きびの酒で、うものは、ぶたか犬かしかないと云うじゃねえか、だめだよ、魚軒さしみなだ生一本きいっぽんでなくちゃ」
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
陽貨ようか、孔子を見んと欲す。孔子まみえず。孔子にいのこおくる。孔子其の亡きを時として、往きて之を拝す。これみちに遇う。孔子に謂いて曰く、来れ、われなんじと言わんと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
肥えたるを唯だよしとするゐのこのみ知れる人にも行き逢へるかな
気持が大変貧しくなると、落書したくなる気持ち、トンカツにバナナ私は指で壁に書いてみた。
放浪記(初出) (新字新仮名) / 林芙美子(著)
道路から浜におちたときの怪我けがだとわかったし、キッチンの家ではぶたが三匹もとんコレラで死んでしまい、お母さんが寝こんだ、などと話はつきなかった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)