“豚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶた83.0%
いのこ6.4%
ゐのこ6.4%
トン2.1%
とん2.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとへば、ぶたにくこまかくたゝいて、擂鉢すりばちであたつて、しやくしでしやくつて、てのひらへのせて、だんごにまるめて
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いつも物置ものおきうしろの、きたな小舎こやなかにばかりゐたぶたが、荷車くるまにのせられました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
丁度ちやうど此位このくらゐ權利けんりだらう』とつて公爵夫人こうしやくふじんは、『ぶたぶくらゐのサ、それで、ト——』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
おつぎはそばでかさ/\となにかがうごくのをくとともに、ゐい/\とぶたらしい鳴聲なきごゑのするのをいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
もしくは身躰からだにもてあますしよくもたれのぶた無暗むやみくびりたがる張子はりことら
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
孔子にいのこおくる。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「ははは、きれいにみんな逃げられた。春さきの山兎は采女うねめをねらふほどに難かしいな。……あんまり業腹だから、帰りに放ち飼の黒いのこを一匹しとめようかと思つたが、まづまづと腹の虫をおさへて来た。またあのあやあたいどもがうるさく言ふからなあ。」
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
なるほど、大変に賑やかです。河口には十艘の美船が着き、玄徳の随員だの、五百の兵士は、物珍しげに、市中を見物して歩きながら、いのこ、酒、土産物の種々くさぐさなど、しきりに買物しながら、わが主劉皇叔には、この度、呉侯のお妹姫と婚礼を挙げるのじゃと、彼方此方で自慢半分にしゃべったものですから
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
肥えたるを唯だよしとするゐのこのみ知れる人にも行き逢へるかな
ゐのこはも金毛となりて、 はてしらず西日に駈ける。
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
黒きゐのこは巣を出でて
宅地 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
気持が大変貧しくなると、落書したくなる気持ち、トンカツにバナナ私は指で壁に書いてみた。
放浪記(初出) (新字新仮名) / 林芙美子(著)
——バナヽ、鰻、トンカツ、蜜柑、思いきりこんなものが食べてみたいなア。
放浪記(初出) (新字新仮名) / 林芙美子(著)
早苗のおでこのかすりきずは、ついこないだ、ミサ子と二人で肩をくんでスキップで走っていて、道路から浜におちたときの怪我けがだとわかったし、キッチンの家ではぶたが三匹もとんコレラで死んでしまい、お母さんが寝こんだ、などと話はつきなかった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)