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生一本
ふりがな文庫
“生一本”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きいっぽん
91.9%
きいつぽん
8.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きいっぽん
(逆引き)
「満州なんかだめだよ、酒は
高粱
(
きび
)
の酒で、
喫
(
く
)
うものは、
豚
(
ぶた
)
か犬かしかないと云うじゃねえか、だめだよ、
魚軒
(
さしみ
)
に
灘
(
なだ
)
の
生一本
(
きいっぽん
)
でなくちゃ」
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
と彼は
一
(
いっ
)
とき腹をかためてはいた。しかし、龍泉殿の
生一本
(
きいっぽん
)
な気性は彼も知っている。取り返しのつかぬことはしてはならない。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
生一本(きいっぽん)の例文をもっと
(34作品)
見る
きいつぽん
(逆引き)
まことに正味の茶には相違ないが、いかに言つても
生一本
(
きいつぽん
)
で、
灰汁
(
あく
)
が強い。それに思つたほどの味が出ない。
桃の雫
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
不確な自分勝手の速断の為めに二人の友情をまで汚すのは彼には忍びがたいことだつた。此の
生一本
(
きいつぽん
)
の男は何処までも
真清無垢
(
しんせいむく
)
として置かずにはすまなかつた。
煤煙の匂ひ
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
生一本(きいつぽん)の例文をもっと
(3作品)
見る
“生一本”の意味
《名詞・形容動詞》
純真でひたむきに物事に打ち込む性格。
純粋で混じり気のない酒。単一の製造場で醸造した純米酒。
(出典:Wiktionary)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死
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一本
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