“一切衆生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっさいしゅじょう80.0%
いつさいしゆじやう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが、まだ一番鶏いちばんどりも鳴かないのに、こっそり床をぬけ出して、酒臭いくちびるに、一切衆生いっさいしゅじょう皆成仏道かいじょうぶつどうの妙経を読誦しようとするのである。……
道祖問答 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その正しき意味のごとく実行せられ、そしてその智慧と道徳とをますます進めてついに一切衆生いっさいしゅじょう大帰依主たいきえしゅとなり
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
衆聖中尊しゆじやうちゆうそん世間之父せけんしふ一切衆生いつさいしゆじやう皆是吾子かいぜごし深着世楽しんぢやくせらく無有慧心むうゑしん、などと譬喩品ひゆぼんを口の中にふつ/\と唱へ/\、従ふ影を友として漸やく山にさしかゝり、次第/\に分け登れば
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)